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理想郷  作者: Zero_One
一章
12/35

ラピスラズリ

現在ストック十七話

今日仕事休みになったので。

06:44

目が覚めたので一度ログアウトし、朝食を食べすぐ戻ってきた。


戻ってくるとゲーム内でも空腹度が減っていたのでパンを齧っていると数名グループのプレイヤーから声を掛けられた。


「初心者が一人でこんな所まで来て大丈夫か。何なら護衛して行ってやんぞ。勿論金は取るけどよ。ゲハハハ。」

「ヒデー、初心者カモにしてヒデー。でも俺も金は貰うけどよ。」


何か面倒な奴らに絡まれた。


「私レベル25以下なのでPKも出来ませんよ。」


ハッキリ言っておかないと駄目かと思ったら、逆効果だったかもしれない。


「俺らが手を出さなくてもモンスター連れて来て俺らが逃げればお前はここで死ぬ、また来ても同じだ。進みたかったら俺ら一人につき25万シード払うんだな。4人いるから100万シードだな。ゲハハハハ。」


正直払えるだけ持ってるが一度払うと、この手の奴らは付け上がる。


「100万とか持ってんのかー。持ってないなら体で払って貰えば良いじゃねえか。アヒャヒャヒャ。」


はじめからそれが目的か……こちとら中身男だってのに、視覚的に楽しめればこいつらは何でも良いのか。



流石に手に負いきれそうにないので風さんのサポート機能で[ヘルプ]を押そうとしたが、風さんがログインしてない。確か(あらかじ)め登録してある人が来ると云ってたが誰が来るのやら…ポチッ。


何も起こらなかった。もう一度押してみよう…ポチッポチッポチッポチッ。結局連打していた


「黙ってんじゃねーよコラァッ。良い度胸だな無視か無視すんのか。俺らが誰だかわかってんのかオラァ。」



『お前らが誰かだって、そんなモン百も承知に決まってんだろうがよ。初心者専門の[ゲヘナ]の糞どもだろうがよ!』


「あ”あ”あ”--ん」

と振り返ると四馬鹿達


俺もそこへ目を向けると、目つきのキツイ気の強そうな女が仁王立ちしていた。


「「「「げっっ、ラピス!!」」」」


「ピコーンピコーンうるせーなーと思って来てみればお前等か。身内の知り合いに手出したんだ、今すぐ潰されたいか戻って後で詫び持ってこさせるか好きな方選べ!!」


「今すぐ、かっ、帰りますーーーー!!」

と、四下衆達は全速力で帰って行った。



「さてとお嬢ちゃんかな私を呼び付けたのは。いつの間にか私を登録したサポーターは誰よ。」


風さん無許可ですか、何してくれちゃってんですか。


「一難去ってまた一難だったりしますか、これ。」


さっきまでのキツイ目から変わってニヤニヤしながら

「ぷふっ、だいじょーーぶだいじょーーぶ。んで誰かなーサポーターは。」


「風神=雷神さんです。」


「ああー風ちゃんか、ちょっと納得したよ。私はね風ちゃんと同じギルド[震雷(しんらい)]のラピス=ラズリ。サポーターのヘルプなんて滅多に飛んで来ないから、間違って押したのかと思って一回目スルーしちゃったよ、ゴメンねー。」


はじめの登場と打って変わってノリ軽いな。やっぱり風さんとは類友なのか。


「今私の事軽い女だなーとか考えたでしょー考えたでしょー。」


「いえノリが軽いと思いましたが、軽い女だとはおも・・・あっ。」



こんな事に引っかかるなんてな。しかし面倒の後はこれくらいの方が良いかも知れない。


「でも助かりました、有難うございました。」


ウンウンと頷いている。

私をサポーターに入れてそして、念話機能に切り替えようと提案されたので承諾した。

そしてどこに何しに行くのか聞かれたので、馬鹿正直に全て答えておいた。


「初心者で町移動のクエストなんて出ないでしょ。しかも採集場所がレベル30以上の所もあるよコレ。サブクラスクエストかな。風ちゃんの時ステータス開示とかしたのかな。」


一時開示だけ許可したと伝える、と私も一時でいいから見せて欲しいと云われた。

一応ステータスの低さで電脳とか分かるっぽいから、個人情報が少しばれるので秘密にして下さいと約束してもらった。


「あはははははははぁぁぁぁぁ………なんじゃこれーーーー。こんなステータスでここまで来たの。何してんの馬鹿なの、いや馬鹿でしょ間違いないわ。」


馬鹿って云わなくても良いんじゃないか、しかし綺麗な女性(ひと)に云われると何だろうこのドキドキする俺の知らない感情は。


ここに来るまでモンスターに出会わなかったと告げると、首を傾げられた。


「この少し手前に街道沿いに、モンスターの集団が居る場所があった筈なんだけどな。誰かが倒したすぐ後通ったのかな。ステータス詳細じゃないからメインクラス・サブクラス・スキルとか分からないけど、モンスターに出会いにくいスキル取ったとか。しかしメインクラスは無職で間違いないでしょこの低さ。」


そんなものは取ってないとだけ伝え、クエスト進めたいから目的地に行きたいと云う。

すると彼女はしばらく暇だから付き合ったげる、と。

そしてさあ出発と歩き始めた途端、早速止められた。


「なんでいきなり走るの、STたらないでしょ。」

「走ってません、歩いてます。」

「えっ・・・。」

「えっ…。」


そして結局ステータス詳細の一時開示要求をされてしまいました。


「おーかーしーいー!おーかーしーいー!サブクラスのレベルがおかしいーーーーー!!」

「煩いですラピスさん。」

「これが叫ばずにいれるかー!!何よ便利屋38って、そもそも便利屋って何よ。ちょっと調べるから待ってなさい。」


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