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70 ゆっくり


「ゆっくりって言ってたよね?」

 アクトが唐突に言った。多分ロクの話していたこと。思い出して言った。

「ゆっくり愛を育んで的な?」

 アクトはちょっと何か言いかけて、口の中に戻してた。

「あ〜〜うん。なんか難しいなぁと思って」

 まぁ、そこそこギアが入ってたというか。結構日数的にはハイペースだったような気もする。

 体感1年は余裕で全然いってるんだけどね…。

 一年も経ってないんだもんね。ん〜。

「まぁでもさ」

「ん?」

 ゆっくりと言われはしたけどさ。

「私たちのペースが早かったら、また出てきてくれるんじゃない?」

「あ〜たしかに?」

 うんうん。ほんとにやばかったら出てきてくれるでしょ。さっき出てきたんだからさ。

「だから、そんなに気にしすぎないでいこ?」

「うん。そうだね」

 そうだねの割には浮かない顔でいらっしゃいますが。まぁ…心当たりは……いくつかある。あるけれどでも。普通にこれだと思う。

「私はアクトのことずっと好きでいられる自信あるな〜」

 せっかく、初めての彼じょ……じゃなかった。

 パートナー(こっちの世界では彼氏彼女って言葉はあんまり流行ってなくて、パートナー呼びが主流らしい)

 初めてパートナーが出来たのに、別れることは自分の死を意味するとかちょっと重すぎるじゃんね。

 しかも、パートナーは人類背負って浮気しまくるつもりだし。

 でもでも、絶対ずっと好きでいるよ。

 絶対なんて、この世界の辞書には無いかもしれないけど。書き込むよ。だってしなせたくないもん。

 アクトのこと、好きだから。

 ただ、アクトが黙ってるのが気になる。こっちじゃなくて、自分が私のことを好きでい続けられるかの心配だったのかもしれない。

 そうなると私かなり恥ずかしいんですけれども。その心配も無用だよ。

「しかも、アクトの好きをずっと更新続けられる自信もあるな〜」

「そこは僕もあんまり心配してない」

 こちらも見ずにサラッと言い放たれました。

「めっちゃ好き」

 アクトが、そっとこちらを向いてくれました。

「…ボくも」

 ここで、照れて、こえが、ちょっと変になるの。まだ幼いんだなぁと思う。初めてのか、パートナーだもんねぇと思う。可愛すぎるでしょ。

 でもアクトさん、なんだか言いたいことは残ってそう。まだ浮かない気持ちが心にありそう。

「アクト」

「なぁに」

「気になったこととか、相手の嫌なところとか、口に出して言っていこ!!!アクトの命も人類の命もかかってるから!」

 あ、嫌なところは出来るだけオブラートには包んでいこうね…。ごめんね小声早口で追加して。

 でも絶対大事。愛は小さな嫌な気持ちの積み重ねで失われていくもの。らしいのです!この世界ではとりあえず!!

「あ〜じゃあ言っていい?」

「もちろん!」

「ねえさんが新しく好きにさせる人と、仲良くできるかな〜って考えてた」

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