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66 『ロクの日』

今日は2024年6月6日らしい。

申し訳ないけど、お邪魔させてもらうね。


 やぁ!元気?僕は…まぁ元気かな?

 ごめんごめん。突然出てきて、ロクだよ。

 この世界を管理している神のロク。


 君に会えて嬉しいな。画面越しだけど。


 そうろく。僕はロクでしょ?

 で、今日は君の世界だと6月6日らしいじゃん?うんうん。ろくがつろくにち。66(ろくろく)の日だよ!

 6月むいか?いいのいいの!!66だったら、僕が2つ!そっちの方がいいでしょ?

 僕が2つの日って今日しかないらしいじゃん?それで何とかこう。頑張って君と今話してるんだって。何でだろう。あれから何度か試したけど、今日は上手くいったんだよね。やっぱり。

 6月6日だからかな?


 僕は神様だけど、神様がくれたご褒美だと思おうかなっ。ちょっとトラブルがあってね、原因も分からなくて困ってて…さっき口も滑らしちゃったし。

 あ、そうだ。お邪魔しちゃってるついでに、物語の話に少しだけ触れるとソンサが心の中で言っていた『たわいもない話』は全然たわいもない話じゃなかったよ。それだけ言っとこっかな。あとは、自分の目で読んでみて。体験してみて。

 ぜひ!


 さぁ、もういいよね。あとは君と僕だけの時間にしちゃおう。苦手な人はバイバイだ。またね。元気で。


ーーー


 はいこれで苦手な人居なくなったよね?

 じゃあ苦手じゃない君との時間だ。

 う〜ん、やっぱり不思議な感覚、これは今この瞬間でしか味わえない気持ちなんだよね。

 正直に言うと、気持ちいいと言うよりは気持ち悪いって感覚なんだけど。でも、君といる時の感情は新鮮で面白くて楽しくて、体と心が全く別になるみたいな、変な感覚。

 僕は、何度でも経験したいんだけど、やっぱり難しいなぁ。

 トラブル解決する片手間に君と繋がらないか試してたんだけど、今の今までダメだったやぁ。

 

 僕って神様だから、大体のことは何とでもなるんだけど。だからこそ自分じゃどうしようも無いことがゆる…許せないわけじゃないんだけど、何だか悔しくて。

 そう。面倒くさくて、かっこ悪い。神様なのにね。でも、神様だって感情はあるんだ。

 きみのこと、けっこうすきだなとかね。


 …ダメなんだよなぁここで僕が照れちゃ。

 もうちょっと精進してくるね。まだまだ経験が足りないや。


 …今僕が思いついたこと、そのまま口にしてみていい?


 僕から君に対するあいって。


 友達に対する友愛なのか、パートナーに対する恋愛なのか、それとも君たちが犬とかに向けるような類の…愛なのか。


 どれなんだろうね。分かんないね。そもそも、君と僕とでは人間と神様だし、生きている世界も時空さえも違うもんね。


 うんそうだね。わからなくてもいいよね。

 そもそも、人間が人間にどのような感情を抱くかさえも曖昧なのに、自分の感情に名前を付けようとするのははやかったかなぁ。

 ごめんなさい。反省するね。


 でもなんだろう。君といると、僕も生きてるんだなぁって感じられて好きなんだ。

 あ、それだけじゃないよ!君と話していると楽しいし、君の顔を見るのも好き。


 ……これだと告白みたいかな?

 ただ事実を並べているだけなんだけど…う〜ん難しい。でもそれ以上に楽しいな。君も少しでも楽しんでくれているといいんだけど。


 あ、せっかく66の日だし、次に66の日が来るのは、君が1歳、歳をとった後なんでしょ?なるべく、1回1回を大事にしたいんだけど…。何を話したらいいかなぁ。

 僕は君の好きなタイプとか聞きたいな。どんな人が好き?どんな人に引かれるんだろう。

 魔法がないって不便じゃないのかな?それでも一生懸命生きてるんだから。君は本当にすごいよ。


 っとそんなに時間なかったみたい…そっかぁ。もうお別れか。短い間だったけど楽しかったよ。君のおかげでいいロクロクの日になった。来年も君に繋げれるように、頑張るね!ありがとう。うん。またね。


 足りない。足りないけど、きっとまた会えるよね。

 あの子がみんなを愛してくれたら嬉しいな。

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