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40 『あなたになら』
神様がトラブルがどうのと言い始めた時、僕の心当たりはたった一つしかなかったた。
僕が仮面を被るようになったきっかけ。僕が無理をしてでも、自分を隠した原因。
嫌いで嫌いで嫌いだ。
でもあの頃は好きだった。
××××との記憶。
それを僕はこれから、ねえさんに話そうと思う。そう、たとえ質問が違っても、自分から質問するつもりだった。
雨の日は好き?
僕は、あの日が雨だったから、嫌い。だいきらい。ずっと、誰かに聞いて欲しかったんだ。ずっと、誰かに本当の僕を見つけて欲しかった。
ねえさんのことを本当に信じきれているわけじゃない。時々僕が目の前にいるのに、一人で考え出すし、この世界の人間じゃないらしいし、二股以上するのが確定しているし。
でも、でももう疲れたんだ。もう十分頑張ったと思うから。
たった一人、家族であって、家族でない。
姉さんになら、ねぇさんになら。
僕のことを見つけてくれた、ソンサさんになら、話しても、いいよね。
トラブル、解決してみせてよ。
ねぇ




