37 ……いっか
「アクトのこと、好きだよ。私はもう結構。大好き」
可愛いし。優しいし。ちゃんと謝れるし。この若さでこれが出来るなら、未来は安心しかないじゃんね。
「ふーん、そっ」
喜んでおられる。口では素っ気ないけど、頬がしっかり緩んでおられる。
かわいい。
あっそうだ!これも聞きたいな……。
「アクトは地雷とかある?あと、されて嬉しいこと」
「じらいって何。質問は三つまでだけどまぁ、今日はこれでおしまいね」
う〜ん甘い!好き!
「地雷はされて嫌なことだね!自分の心の中で踏まれたら嫌なところ。みたいな感じ!」
アクトはしっかり、悩む素振りを見せた。
素振りを見せただけで、話したいことは決まっているように見えた。
「地雷は、僕に一日一回質問していたら、きっと分かるよ。そして、それが分かったら、僕の人生においてのトラブルを……」
アクトはそれ以上先を言わなかった。代わりに、私の目を見て、笑って、話を続けた。
「されて嬉しいことは、僕を見てくれること。今だって、嬉しいよ。無理しないでいい事がこんなに怖くてこんなに楽しいなんて、すっかり忘れちゃってた」
こういうところ素直に言ってくれるの、本当に助かるな。と思った。
花が咲くように笑うなぁ。と思った。
この笑顔を守り抜くぞ。とも思った。ので。
「アクトのこと、これからもずっとしっかりみるね 」
「眠りこくのはやめてよね」
「がんばる」
「うん。かんばって」
二人で。見つめあって、笑う。
うん。楽しい。この世界でこれから、上手くやって行けるという自信に満ち溢れた。
いうなれば、HPとMPが全回復した。
仲直りに成功した私たちは、とても仲良く和やかに話し、一緒に図書館で本を読むなどした。普通にハイハイしまくって疲れたので、その日はお互いさっさと寝た。




