22 きれい
ロクに美味しいと思っていたお肉が食べられてて、普通に………となったり。
アクトはあんなこと言った割には、全然さっきまで通〜りに普通に隣に座ってきて。でもこれ美味しいよってアーンしてやっぱりグイグイ?にウッときたり。
心揺さぶられることがそこそこありつつ、私が考えることは一つ。
再婚相手の子供とくっつくのがよくあるってなんだろう…。
この世界の人と上手くやっていくのってもしかして難しい?常識結構違ったりする?
ということ。まぁでもアクトいるし…なーんてポジティブに考えて、でもやっぱり少し不安になりながら。
それでも…普通に楽しく、二人でご飯を食べ終えた。
「「ごちそうさまでした。」」
「それじゃあ明日からよろしく!」
「こ、こちらこそ!!」
アクト……すごくイキイキしている気がする。なんでだろう。
いやほんとになんでなんだろう……。ま、まぁ私は私なりに精一杯、が、頑張ろう。
てってこ小さな歩幅で部屋に戻って、カーテンを開けてみると真っ暗だった。ロクと話すと時間が経つのが異常に早くなるみたいだった。普通に睡魔がやってきて、起きたら全部夢だったりしないなぁなんて思った次の瞬間。驚くほどあっさり眠りに落ちた。
・・・
「姉さん!!おはよ〜!!」
「おはよおお!!!!?」
全然夢じゃない。びっくりした、目の前に顔が美少年の顔が!!??あ?あ!ア、アクトだ!!
「朝から元気だねぇ?」
「こっちのセリフかもぉ!」
ビックリマーク二個くらいついてたよ!アクトの声だって!ぜったい!!
「あははっ、朝ごはんできてるから、一緒に食べよ!」
すっごいウキウキした感じで誘われてしまった。嬉しいし有難いけど…!?
あ、あぁ手を引かないで。小さな手で小さな手首を掴まないでぇ。
考える暇もなく、引きずられるように食卓へ向かった。
着いた先にはご飯が綺麗に並べられていた……。
「ア、アクトがしてくれたの?」
「もっちろん。他に誰がいるの?」
言われてみればその通りなんだけども。
「すごい綺麗だったから…」
違う違うこれだけじゃ足りない。
「すっごく嬉しいよ。ありがとう。アクト」
ポジティブ、口に出してこっ。
アクトは嬉しい!っ顔してだんだんスンとツンとしていった。とてもとても可愛い。
やはりポジティブ、ポジティブで人類を救うんだ。ねむいあたまで考えていたらアクトはツンで言った。
「早く食べよ。お腹すいた」
「うん。食べよ。食べよ」
片付けは私にさせてもらおう。と心に決めつつ、いつもの場所に座る。アクトは隣に座る
本当に何もかも完璧に配置されている。そしてとても美味しそう。顔を見合わせる。
「「いただきます」」
起きたばかりで頭は全然働いてくれていないけど、すごく、すごく嬉しかった。




