転入から3日経った
転入してから3日経った。初日は騒ぎになったが今は落ち着いている。
授業の方も何とか付いていけている。
2時限目が終わって、次の体育の準備に取り掛かる。
うっかりしていた。俺は前世では工業高校だったので教室で着替えるのが当たり前だった。
上半身裸になって、ズボンをはき替えたところで気が付いた。ここは共学で回りはみんな女子のはず。
おそるおそる振り向いた俺の視界に入ったのは、おしゃべりしながら着替えている女子たちだった。
しくじった。どうしよう女子に嫌われてしまう、クラスでボッチは嫌だ。
そんなことを考えていると左隣から声がした。
「純君、女子たちを見てないで服着たら?」
声を掛けてきたのは委員長だった。俺は慌てて服を着た。
「じゃあグラウンドに行きましょう」
俺を待っていてくれたらしい。そこでさっきのことを聞いてみる。謝らなくてはならない雰囲気ではなかったからだ。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「いいわよ、なんでも聞いて頂戴」
「俺、前の学校の気分で教室で着替えちゃったけど、嫌われちゃったかな?」
「そんなことないし、どうして?」
「いや、女子たちの着替えを見ちゃったわけだし」
「いいんじゃない、純君も見られちゃったわけだし、そして私も見たわよ。トランクスじゃあないのね」
まじかよ、ビキニパンツを見られてしまった。まあ女子たちの生着替えを見られたからいいとしよう。
「それで、よそのクラスも同じか?男子たちは着替えをどうしている?」
「よそのクラスの男子はプール横の更衣室を使っているわよ」
「じゃあ、俺も更衣室で着替えた方がいいかな?」
「別に、純君がいいなら更衣室までわざわざ行かなくっても教室で着替えてもいいわよ。その方が女子たちも喜ぶわよ」
「そうか?、それなら教室で着替える方がめんどくさく無くていいけど。ありがとな、委員長」
「真紀子って呼んでくれるんでしょ?ホームルームで言ったわよね、純君」
「ありがとう真紀子さん」
「真紀子って呼び捨てにして」
「えっ、でも」
「いいの!」
「それじゃあ俺のことも純って「それはダメ」・・・なんでだよ」
「ジューンって、呼びにくいから」
なんだよ、それって。まあいい憂いは晴れた、次回からは堂々と女子たちの生着替えを見られるのだ。
ガン見しないように気を付けないといけないが、チラ見は不快らしいから、さりげなく普通に見るのだ。はっはっはっ。
「ところで純君、なんでブルマ穿かずに長ズボンなの?暑いでしょう」
そうなのだ、この世界ではブルマは健在なのだが、男女共に穿くものらしい。
恥ずかしいじゃないか、俺がブルマを穿いたら誰得なんだよ!!。
「みんな喜ぶと思うけど?だからここは一つブルマを穿くということで」
心の叫びが漏れていたようだ。
「絶対嫌だ、ブルマ穿くくらいなら体育は休む」
生着替えが見れなくなっても、ブルマは絶対穿かない。絶対だ。
*****
次は体育の時間だ。急いで体操服に着替えんと・・・と、めぐみは着替えず何を見とる。
「ボク、男子の生着替え初めてみた。」
なんだって?そんなんウチかて見たい。急いで振り向くと純君は上半身裸で体操ズボンを穿いていた。
純君、更衣室にいかなんだんか・・・じゃのおて、もうズボンに穿き替えたんや。しもた、純君のパンツ見逃した。
「純君、女子たちを見てないで服着たら?」
委員長がいらんこというから、純君は体操服着てもうたやんか。
「じゃあグラウンドに行きましょう」
委員長が純君連れて行ったけど、めぐみ、あんた早よ服きいや。それに純君はまた教室で着替えてくれるやろか。
ウチの着替えならなんぼでも見せたるさかい、純君の着替えも見せてえや。
*****
今日は体育があったから疲れた。今は地元だからいいけど、前に通っていた聖蘭学園まで1時間なんて通学だけで大変だ。
しかし少し鍛えた方がいいだろう。自転車通学をやめて徒歩通学にしようかな。
そうだ、このあいだ出歩いたときにフィットネスクラブを見かけたな、今度の休みに行ってみるか。




