表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第二章:十人十色
77/89

動く的-19

『ほらよ、これでいいか?』

「ほとんど俺がフォローしてるだけだからなこれ」

『もう、介護レベルだね』


 何とかハヤトを説得して情報を開示させたのはいいが、こいつの説明は要領を得ずほとんど俺が説明している状態だった。

 だいたい、人に説明する時に『ズサァ』とか『グシャ』なんて使って上手く伝わるかっての。きっと画面の向こうでみんなポカーンってしてたぞ。


『それにしても、エタリアだっけ?あいつ何でオレのこと知ってたんだ?』

「いや、さっき言ってただろ。お前がウルフ狩りの際に率いてた人たちの中にいたって」


 そう、エタリアさんの心当たりがある人物というのがハヤトだったのだ。まぁ、みんなを率いたハヤトがあの後どうなったのかは知らないが、おそらく大活躍だったのだろう。それこそ、攻略組の人が一目置く程度にはな。


『へぇ、あの中にいたのか』

「まぁ、あの人は情報のために付いて行ったんだろうけどな」

『オレが有名人だから会いたかったとかいうのは?』

「確かに、ある意味有名だろうな」

『おっ、マジで?』

『ホント、ある意味だけどね〜』


 ハヤトは浮かれていそうだが、残念なことにあまりいい意味での有名人ではない。

 少し調べたら出てくるのだが、『お調子者を晒すスレ』『ウルフ惨殺事件』『奇抜な戦闘(バトル)スタイル〜マイナーな俺カッコイイ〜』など、どちらかというとマイナス方面で『ハヤト』は有名なのだ。

 もちろん、こんなとこに本人はわざわざ書きに行かないし、少なくない嫉妬や誇張が混ざっているので鵜呑みにするやつはいないだろうが、それでも気分がいいものではない。

 まぁ、知らぬが仏とも言うし、わざわざ教える必要もそんな気も無いが。


「まぁ、このことはもういいや。それより、明日なんだけどよ」

『明日?もう日が昇りそうなんだが?』

「『えっ?』」


 慌てて外に目を向けると、いつの間にかうっすらと明るくなってきていた。どうやら、謎の男の連絡やら掲示板やらで思った以上に時間が経っていたらしい。メニューの時計を見てみると、もう4時を過ぎていた……。


「え、えーっと、その……アレだ。寝るまでが1日ってことで」

『それには同意するが、一般的にはもう早朝だからな?』

「と・に・か・く!昼頃に前回の門の前に集合な!」

『別にオレは今からでも構わないんだが』

「こっちが構うんだよ。じゃあな!」

『えーっと、じゃあそういうことで』

『はいはい、了解しましたよっと』


 半ば強引に会話を終了させてしまったが、まぁいいだろう。とりあえず今は、無理やりにでも寝ていろいろリセットするのが先決だ。


「さて、寝るぞ」

「今から?寝過ごさない?」

「大丈夫だって。それじゃ、おやすみ」

「おやすみ〜。ちゃんと起きれればいいけど……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ