表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第二章:十人十色
64/89

動く的-6

筆が乗ると早いんですけどねぇ。

 何にせよ、俺にとってこれはかなりの朗報である。矢の心配が無くなるなら、ようやく弓を思いっきり使えるからな。


「いいのか、俺のためにわざわざ」

「数をこなせば経験値も貯まるし、だいたいはミナトとPT組んで攻略していくことになるだろうしね」


 ノアとしても、やはり基本は一緒に行動してくれる気のようだ。こちらとしては大いに歓迎である。


「よし、そういうことだから、いっぱい集めようか」

「いや、その前に敵さんのお出ましのようだぞ?」


 様子を伺うようにして現れたのは、一匹のボア。いや、ウリボーもいるな。

 2匹はこちらを睨み付けているが、動こうとはしない。あまり戦う気がないのか?


「さて、どうする?」

「まずは、ミナトの戦いぶりを見てみたいな」

「了解。俺もいろいろ試したかったし、ちょうどいい的だな」


 弓を手に取り、矢を2本矢筒から取り出す。おっと、あの装備も試さないとな。


「えーっと……《サモン:レッド》」

 新たに追加されたアーツを使うと、全身を真っ赤にしたラビットが現れた。おぉ、これが珠で新しく召喚出来るようになったやつか。


「よし、行くぞ。《連射》!」

『ブモォォ!?』


 アーツを使い、2本の矢を一瞬で放つ。矢は正確にボアの両眼に突き刺さり、激しく暴れ出した。


「まだ終わらねぇよ?《スプラッシュ》」


 のたうち回っているボアに、止めを刺すように水魔法で追い討ちを掛ける。

 掌から勢い良く出た水流を食らったボアは、そのまま光の粒子となって消えていった。

 ウリボーについては、赤いラビットでそそくさと倒している。いまいち性能差が分からなかったが、まあいいだろう。ちなみに、MPの消費量はやはり通常のサモンより少し増えていた。


「ふぃ〜。まぁ、こんなもんか」

「……う、うーん」

「何だ?どうかしたのか?」

「いや、容赦ないなぁと」


 容赦とかする必要もないし、意味もないだろ。むしろ、速攻殺ってやった方が温情である。

 いやまぁ、両眼に矢が刺さった状態で暴れてる姿は少し可哀想だったが……。


「と、ともかく、それがミナトの今の力なんだね?」

「そうだな、直接正面から戦ったら、こんな感じになる」

「他にもやり方があるの?」

「まぁ、一応【罠師】もあるからな。ちょうどいいから、それも見せてやるよ」


 さっき暴れていた時の鳴き声に反応したのだろう、別のボアがやってきた。今の2匹とは違い、すでに臨戦態勢に入っている。


「やる気満々みたいだし、MPもだいぶ消費しているけど大丈夫?」

「あぁ、さっきの感じなら、今の量でも大丈夫だろ」


 悠長に話していると、痺れを切らしたボアが襲いかかってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ