表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第二章:十人十色
47/89

始まりの街-14

日付超えてしまった……。

「なぁノア、俺は換金所に用があるんだが……?」

「大丈夫大丈夫、ここは換金もしてくれるから。ねっ?」

「おう、お前が求めてるのは金か。オッケー、品物を見せてみろ」


 どうやら、きちんと換金はしてくれるらしい。問題は、俺がまったく通貨や市場を理解してないってとこだが……。


「こりゃまた、めんどくさいモンスターを狩ったもんだな」

「あぁ、やむにやまれずな」

「状態も悪くないし、この量か……。血には毒も含まれてるから、武器にも使えるし……」


 ブツブツと独り言を唱えながら鑑定しているマスター。いくらくらいになるんだろうか?


「……よし。全部で1万Gでどうだ?」

「うーん、どうなんだ?」

「いいんじゃないかな?元々ここは、換金率良いからね。他のとこで売るよりは高いと思うよ」


 それにしても、Gがこの世界の通貨なのは分かるが……1万Gってどれくらいなんだ?


「……そういえば、マスターって【鑑定眼】持ってるんだよな?」

「ん?あぁ、商売上必要なスキルだからな」

「だったらさ、ついでにこいつを鑑定してみてくれねぇか?」

「おう、見せてみな?」


 カウンターの上に、ビックボアからドロップした珠を乗せる。ついでだから、こいつも鑑定してもらおう。


「ミナト、これは?」

「あぁ、何か森を通せんぼしてたモンスターからドロップしたんだけどさ、俺が見ても一体何なのか分からないんだよな」

「マスターになら分かるの?」

「たぶん?」


【鑑定眼】があるなら大丈夫だろう。珠にも、鑑定してもらおうとしか書かれてなかったし、こんなとこで商売しているんだから、【鑑定眼】のレベルもそれなりにあるはずだ。


「……おい、こいつをどうするつもりだ?」

「どうって言われても、それが何なのか分からないことにはどうしようもないな」


 これは本当のことだ。どう扱うにしても、正体が分からない以上はどうしようもない。危険な物なら即売り飛ばさないとだしな。


「そうか、だったら……5万Gだ」

「……は?」

「すべて合わせて5万Gで買い取るって言ってるんだ」


 えっと……つまり、あの珠だけで4万Gということか……はぁ!?


「何じゃそりゃ!?」

「ミナト、うるさいよ」

「い、いや、でもさ……」


 だって仕方ないだろ。今まで狩ったバットの素材を全部集めてあの珠の4分の1だぜ?


「で、結局あの珠は何なんだ?」

「……知りたいのか?」

「そりゃ、どうするにも情報が必要だしな」

「……じゃあ、2万Gだな」

「ん?」

「教えるなら、全部で2万Gだと言ってんだよ」


 えーっと……教えるだけで、価値が一気に下がるのか?そりゃまた、意味不明だな。


「どうしてそうなる?」

「それほど、こいつがおかしいってことだ」

「ちなみに、売らないという選択肢があるのか?」

「それも、もちろん可能だぞ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ