ソロプレイ-14
「なぁ、お前は種族、ライオンとトラでいいんだよな?」
「あぁ、そうだよ。ライガーだライガー」
「なるほどな。だったらそれは、やっぱり種族の影響だな」
容姿を変更されるとすれば、やはり種族の特徴を取り入れた時だろう。
「お前の耳と同じようなものか?」
「あぁ、そうだな。やっぱり俺も変わってたか」
何となくそうなんじゃないかと思っていたが、やはり俺にも種族を示す身体的な特徴があったか。
俺の場合は、細長く伸びた耳……エルフ耳ってやつだ。これのお陰で、普段より小さな音も拾える。
「だが、どうしてオレは髪が白くなるんだ?」
「多分、お前の種族は、厳密には『ホワイトライオン』と『ホワイトタイガー』なんだろうよ」
どちらも、現実にいる種類の動物でそれぞれの白異種……ある意味ではレア種だな。
そしてもちろん、その最大の特徴は白い毛並みである。というか、他にはほとんど違いがないらしい。
「そんなこと、一言も書いてなかったぞ?」
「俺だって、似たようなもんさ」
そもそも、俺にはエルフ以外の選択肢がなかったし、ハヤトはヒトとのハーフなのに何故か二種類選んでいる。
種族に対して、何かいろいろとあるのかもな。
「あと特徴とすれば……その牙と恐らく四肢の筋力強化ってとこか?」
「そうそれ。牙は八重歯みたいなもんであまり意識してないが、手足の力がすげぇ上がってる」
恐らく、それが種族の特徴なんだろう。あるいは、【ライガー】のスキル効果なのかもしれない。
「というか、冒険してんなぁお前」
「そっちこそ、いろいろとしてそうじゃねぇか」
「俺のは、完全にサバイバルだったわ。そうじゃなくて、装備だよ装備。それ、初期装備じゃないだろ?」
革製の鎧とかなら普通だが、こいつのは全部鉄で出来ているみたいだ。さすがに、初期からこれではないだろう。
「あぁ、これか。何か、狼の毛皮を大量に持ってったら結構な値段で売れたから、それで買ってみたんだ」
「まぁ、モンスターからの素材って倒せるような力がないと取れないからな」
そもそも、こいつは他の奴が慎重に準備をしたりしている間も、1人でひたすら駆け回っていたみたいだし、そりゃ数も集まるよな。
「ちなみに、《ウルフキラー》って称号もらったぞ」
「……どんだけ狩ったんだよお前」
「ざっと、100匹以上かな?」
そりゃ、そうなるわ!
恐らく、ハヤトの称号は、討伐系の称号で〇体撃破とかで手に入るものなんだろう。
ちなみに、俺の場合は、特殊な敵を倒して手に入るタイプの称号だと思う。
それにしても、さすがはハヤト。普通、1日でそんなに狩るとか、ソロではしないと思うぞ。
というか、そりゃあそんなに狩っていたら、毛皮だって十二分に量が集まるだろうよ。
これだけリアルな世界なんだし、NPCだって供給が少なそうなものは買取額もそれなりにはしてくれているだろう。
これからは買取額が多少減りそうだが、そこはそれ。需要が増えれば高くなるだろう。




