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付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第一章:日常の終わり
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ソロプレイ-10

土日は、出来る限り更新していきます。

「サモン、アイスボール」


 とりあえず、ウリボーを召喚して検証してみる。

 少々音が痛そうだったが、まぁ仕方ないだろう。


「うーん、やっぱり威力は上がってるか」


 水から氷になってるお陰で、威力は1割増くらいされてるな。違いは、ちょっと待ち時間が長くなってるくらいで、消費MPは大差ないと。これは、凍らせるのに時間がかかってるって解釈なのかな?


「アイスボール……アクアボール」


 とりあえず、ウリボーを始末してしまう。どうせすぐに消すのだから、そっちの方が効率がいいだろう。

 ちなみに、召喚したモンスターが死んだところで、待ち時間が長くなる事も、そのモンスターが召喚出来なくなる事もない。恐らく、呼び出す毎に別の個体が出てきているのだろう、減っていた体力も全回復している。


 なので、一切加減する必要も、罪悪感もない。むしろ、いろいろと検証しやすくてありがたいくらいだ。


「っと、また来たか」


 いろいろやってると、またバットたちが現れた。今度は、5〜6匹くらいだが、生憎さっきのでMPが切れている。【月の加護】に頼ろうにも、タイミング悪く月に雲がかかっており、光が届かない。


「使いたくねぇんだけどなぁ……」


 殺らないと殺られるので、仕方ないから弓を構える。補正のお陰であまり外す事はないが、それでも数少ないものを消費するのはキツい。

 せめて、パーティーでもいればいいんだけど。


 少々ダメージを覚悟で、確実に当たるように撃つ。死ななければ、HPは何とかなるしな。

 それでも1本外してしまったが、退ける事が出来た。


『【弓】のレベルが上がりました。【エルフ】のレベルが上がりました』


 序盤だし、やっぱり上がるの早いよな。これから、指数関数的に必要経験値が増えていかなければいいが……。

 それと、恐らくだが、俺の実質的なレベルってのは、【エルフ】のレベルなんだと思う。何をどうしようと上がりそうだしな。


「でもそろそろ、本当にヤバいな」


 減ったHPも毒も休憩していれば治るが、やはり矢がないと厳しい。【罠師】も完全に無駄スキルになっているし、早いとこいろんな材料が欲しいな。


 まぁ、その為には森を抜けないとだし、今日の所はもう休んで明日の朝にトライしよう。

 そうなると、安全に眠れる場所が欲しいのだが……。


「なければ作るか」


 あまり適する場所がなかったので、仕方ないから自分で作ることにする。

 必要なものは、適度な大きさの木とある程度開けた地面、そして……。


「サモン……サモン」


 一度目はウリボーが出てきてしまったので、召喚し直してラビットを呼ぶ。ホント、出すだけでキツいが、今はこいつに頑張ってもらうしかない。


「さてと、それじゃあ準備をするか」


 ラビットに指示を出し、自分は木の上に寄りかかれる場所を探して登り、寝る準備をする。

 後は、ラビットに任せておいて、もう寝よう。


 そして、ようやく長い1日が終わった……。

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