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付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第一章:日常の終わり
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新たな自分-14

土日とか休みは、多くなりがちです(絶対とは言ってない)。

『パンパカパーン、どうも〜♪』

「うわっ!?」

「きゃっ!」


 俺が更新しようとした寸前に、謎の声と共にあの映像に出ていた男が現れる。

 ……というか、格好はそのままなのに、雰囲気変わってねぇかこいつ。


『さてさてさて、この度は『seconddiary』をお求めになって頂いて、ありがとうございます』

「何か、一気に胡散臭くなったな」

『えーっと、まぁ翻訳機器を現在いろいろと改造中でして、その辺はあまり気にしないでくださいな』

「ちょ、普通に聞こえてんの!?」


 俺のパソコンには、マイクなんて付いてないし、インカムも今は必要ないから外してる。

 当然、聞こえてないと思って呟いたのだが……。


『聞こえてるし、見えてますよもちろん』

「もう、何でもありだね」

『それより、もっと重要な事があるでしょ?』

「抽選結果か……」


 正直、とても胡散臭く、変なサイトに引っかかったのではないかと思っているのだが、ここまで来ていきなり突っぱねるのもアレだ。

 それに、また変な技術でいきなりライブ中継し出したし、一応は信用しようと思う。

 翻訳機器には、早く調子を取り戻してもらいたいところだ。


『あんさんらは、きちんと調べて応募されたんですな』

「そりゃ、こんなビッグチャンス、早々来ないしな」

『それでこそ、ごく一部に情報を流した甲斐がありますわ』


 やはり、エタリアさんのところだけでなく、他にもいくつかのサイトに情報が載ってたようだ。

 いくら調べても出てこなかったのは、きちんと明確に調べないと出ないように情報操作されていたからだろう。


『ちなみに、ワイの手元にはその結果があるんですが……正直、どっちやと思います?』

「そりゃ、当選だと信じてるさ」

「絶対、問題ないね」

『思うじゃなくて信じてるですか……嫌いやないなぁそういうのは』

「好き嫌いはどうでもいいよ」

『そうですな、こんなもの微塵も結果に反映されませんし、どうであれ、さっさと言った方がお互いのためですわ』


 一瞬、これは面接みたいなもので、合否は質疑応答含めて判断するのかと思ったが、どうやら宛が外れたようだな。


『では、ちゃっちゃと発表していきましょうか。まず、一之瀬乃亜さん』

「はい」

『おめでとうございます、当選しておりました』

「まぁ、当然よね」


 おぉ、無事に乃亜先輩は当たっていたようだ。本人は当たり前って顔をしてるが、実際はすごくドキドキしてたんだろう、顔に安堵の表情が伺える。


『さて、続いて西野湊はん』

「おう」

『あんさんのその自信は何処から来るんでしょうな……』


 何か、いきなり何だこいつみたいな顔をしてくる。

 哀れんでるような、呆れてるような……。

 というか、わざわざこんな表情を作るってことは、十中八九……。


『ホンマ、尊敬しますわ。当選です』

「だろうな」


 表情を作ってる時点で、それは分かってた。

 敢えて一度落とそうとしてるのがバレバレだったからな。

 ともかく、これで二人ともSDはの切符を手にした。

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