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愛犬達と異世界放浪旅  作者: 咲藤 ユキ


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「昨日軽く話したが、2人とは、以前パーティを組んでいた時期があったんだ。だから顔見知りだし、どんな人物か大体分かっている。ユリシアの可愛さに暴走しかねない気がするが、良い奴らなのは保証する。」


「分かった、アスターがそう言うなら信じるよ。」


 リラやソラからも大丈夫、という言葉が伝えられる。良かった。


「あら、私達の目の前でイチャイチャしないでくださいな。」


「えっと、そんなつもりは全くないのだけど……。」


「アスターフラれたな。」


「え……。」


「ユリシアを困らせるな。お前達はさっさと追い出す。」


「あら、ごめんなさいね?それで、昨日から気になっていたのだけど、向こうにいる小さな子達は何かしら?それに、何故神獣である白虎がここに居るの?」


 ああ、やっぱり聞かれた。そりゃそうだよね、気になるよね。昨日から白虎が来ていて子守りをしてくれているんだけど、もしかしてその為にリラとソラをこちらに連れてきたのかな。


 私が、どんな存在なのかを、説明する為に。


「……それを説明する前に、まずはユリシアについて話さないとな。」


 やっぱりそこから話さないとだよね。どうしよう……。

不安になってリラを抱きしめ迷っていると、ラゲムが口を開いた。


「俺達は、絶対仲間を裏切らない。」


「……え?」


「俺達は元々別のパーティに居たが、メンバーに裏切られた過去がある。だから互いに傷ついた同士、パーティを組んだ。」


「実はアスターもそうなのよ。だから私達はパーティを組んだの。」


「そう、だったの……。」


「ユリシアには話していなかったな。悩みを増やすようなことはしたくなかったんだ。」


「アスター……。」


 アスターは、何故ここまで私に良くしてくれるんだろう。優しくしてくれるんだろう。

 私だけじゃない、リラや、ソラ、その子ども達のことだって。

 でも、仲間として大切にしてくれていることは、何よりも分かる。


『ねぇねがある程度慣れるまでは、話さないでおきたかったんだって。』


『でも僕たちには話してもらったよ!ねぇねを預けられるか見極めたかったから!』


 ……そう、だったの。

この子達も、いつも私を第一に考えてくれている。


「……いつもありがとう。」


 それ以外の言葉は出てこなかったけど、アスターはいつもみたいに笑ってくれた。

 リラとソラも、私を見つめてニコニコ。


「ユリシア、話しても良いか?」


「うん。」


 それからは、アスターが私について話してくれた。

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