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公都に向かう少し前、リラとソラが5匹の子ども達に教育しながら進み、その間私はフローラと共にアスターから色々学んだ。特にフローラは、人間と一緒に生きる為の訓練が中心になっている。
今まで神獣達の中でも白虎の一族は比較的人間に対し友好的であったので、フローラがもし今後私達とずっと一緒にいると決めても特に反対するつもりはない、と白虎から言われている。なのでアスターが人間同士の決まり事などを教えることになったのだ。
「そろそろ公都に着くな。ユリシア、索敵とマッピングの調子はどうだ?」
「うん、できていると思うよ。」
アスターに見せると褒めてくれた。やったね。
ガーベラ公国の中心地である公都は、円形の城壁に囲まれておりその中心に大公宮殿があり、宮殿に近い位置に貴族達のタウンハウスなどがある貴族地区、その外側に商業地区や公都に住む人々の住宅地区などがある。城壁外には村と同じように、冒険家達の拠点となる場所が城壁の周囲にあり、城壁の外側はちょっとした村っぽく見えたりもするそうだ。
「公都に近づくと城壁が見えるから、場所はかなり分かりやすい。」
「そうなんだ。……それって、例えば他国に攻め込まれたりしないの?結構外から攻めやすそうな気がするけど。」
「良いところに気が付いたな。」
戦争とは無縁の場所で育ったので、争いごとは本当に怖い。なので少々気になったのだ。
「公都は結界で守られているんだ。諸説あるが、ガーベラ公国の外では神獣の護りだと言い伝えられている。正確な情報としては、教会があり所属する司祭達によって結界が維持されている、というのが正しいな。」
「外の人間とは認識に違いがあるのね。意外と抑止力にはなっていそうだけど……。」
何やら、少しきな臭いものがありそうだと思ってしまった。気のせいだと良いのだけど。




