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大変お待たせいたしました。
更新再開いたします。
6/1 ストーリーの追記を行いました。
5/31中にやりたかったのですが、日付が変わってしまいました・・・・・・。
リラを抱っこして、暫くすると寝始めた。ベッドに降ろそうにもリラは前脚で器用に私の腕を掴んでいたので、このままにしておく事にした。
これだけ仲間が増えて、リラはいつも面倒を見てくれていた。普段から甘えたいのを我慢させてしまっていたのだろう。リラの信念も理解しているからこそ、こんな時だけでも、甘えさせてあげたかった。
ルルーの側へ移動して、ルルーを撫でながら子守唄を歌う。何となくで作って歌ってみたら、リラとソラから好評だったので、時折り歌うようになった。
「ユリシアは、良い母親になりそうだな。」
「ふふ、なにそれ。」
自分が結婚するとか、子どもとか、そういう事は地球にいた頃も含めて一度も考えた事は無いし、望んだ事も無い。周囲が結婚しようが子どもが生まれようが、祝福の気持ちはあっても、自分がそうなりたいと思わなかった。
「ユリシア。」
「なあに?」
「後悔、していないか?」
思いの外、真剣そうなアスターの声に、動きを止めた。
「……それは、私がこの世界に来たこと?」
帰還した、ではなく敢えてそう言った。地球で生まれ育った私に向けての言葉だった。
「元々こちらの世界に生まれるべきだった存在とはいえ、ユリシアは、別の世界で生まれ育ったんだ。以前は意味のある事だと言ったが、それとユリシアの感情は別問題だろう?それに、俺の研究の為に色々聞かせてもらっているが、思い出していて辛くはないか?」
「……そうね。向こうで生きていた頃は、辛い事は沢山あった。それでも、大切なものもあった。もうどうしようもない事だと私はもう割り切っているけど、向こうで過ごしていた私にとっては、全て自分の身に起こった事だから。私の身に起こっている事全てを受け入れられたわけじゃないけど、後悔はしていないよ。」
これは本当のことだ。地球に何らかの未練はあるものの、戻りたいとは思っていない。そもそも戻れるとは思えないので、ある意味諦めはついているのだ。
それに、この子達と四六時中一緒に過ごせる今の方が、圧倒的に幸せだ。こんなに可愛い子達とずっと一緒にいられるだけで、幸せを沢山貰っている。私にとってアスターは、安心できる空間を作ってくれる人なのだ。
「……そうか。」
言葉にせずとも伝わったのか、アスターの声色が柔らかくなった。
「俺の研究に付き合わせているんだ。思い出していて嫌な事があったら無理に言わなくていいし、聞いて欲しい事があるなら話してくれ。一緒にいるのだから、遠慮とかいらないし、ユリシアのことを、もっと知りたい。」
リラを見つめていたので気が付かなかった。
ふわっと、ぬくもりと、安心するアスターの匂い。
いつの間に私の目の前に来たのか、リラに配慮しつつ、アスターに抱きしめられていた。
「大丈夫、俺はユリシアを裏切ったりしない。」
「……ありがとう。」
優しく撫でてくる手が心地よくて、そのままアスターに委ねる。この人になら、私を預けられると、そう思った。




