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「そしたら、紫の魔石を加工しようかな。紫ならほら、私とお揃い!」
5匹の子ども達に見せながら言えば伝わったのか、ニコニコしながら尻尾をブンブン振って意思表示。分かりやすいねぇ。
『嬉しいって。そしたら先に魔石の魔力を出しちゃおう。ソラ、出来る?』
『んー、……。大丈夫、出来るよ!』
取り出した紫の魔石をソラが見つめ、そのまま何やら唱えた。
『はい、これで魔力無くなったよ!』
「凄いね、ありがとう!」
抱き上げてソラを撫でながら、加工を進める。それぞれ魔法を付与して、完成!
「はい、出来たよ!みんな付けてみようか。」
前足に通すと、ピッタリなサイズに変わった。うん、魔法もちゃんと作用しているね!
嬉しいのか、そのまま突撃してくるので、5匹を受け止めながらまとめて撫で撫で。うちの子可愛い、天国……!
『魔法の練習を始めるまでは、このアクセサリーで暴発防止も出来るし、魔力コントロールも出来るよ。練習を始めるようになったら、付与している魔法とか変えてもいいかもしれないね。』
「成程、分かった!」
5匹が同時に『キャン!』と鳴き、ソラが『ありがとう、だって!』と通訳してくれた。可愛い!
ルルーだけ今のところ何も無しだ。お洋服を作る約束はしてあるし、公都についたらすぐにとりかかる予定だ。でも他の子達には作ってあげたのに、ルルーだけ無しなんて大変よろしくない。
「ルルーには何が良いかな。」
『アスターとお揃いのピアスとかどう?青い宝石が付いたピアスしてるから。』
「確かに。まあでも、本人に聞くのが一番だよね!」
ということで、ルルーの馬房の側まで移動して聞いてみた。
『お揃い……嬉しいです。ピアスなら耳の先に着けられますし、走ったりしても問題ないと思います。』
耳の先を私に向けて、この辺りなら大丈夫です、と教えてくれた。
「分かったわ。そしたら、アスターとお揃いのピアスにしようね。」
『ありがとうございます。』
嬉しそうに目を細め、微笑んでいるような表情でルルーはお礼を言った。
「ピアスにも何か魔法を付与しておく?」
『うん。防御系とマッピング系かな。追跡の方がいい?』
いつの間にか、皆んな私達の近くにいたようで、アスターが反応した。
「そうだな、追跡の方が良いだろう。万が一逸れても、追跡ならなんとかできるからな。」
「分かった、そしたらリラに防御系を、ソラに追跡の魔法をかけてもらおうね。」
『ありがとうございます。』




