68
「そしたら、順番に仲間達を紹介するね。」
また一段と賑やかになったからね、皆んなに紹介もしておきたい。
ちびちゃん5匹も目を覚ましたから、丁度いいかな。
「じゃあ、先ずはリラとソラ、ご挨拶しようね。」
『はーい。私がリラだよ。』
『僕がソラだよ!よろしくね!』
「……今のが意識共有かしら?」
「うん。私達は便宜上念話って言ってるんだ。」
「成程、不思議な感覚だな。」
「じゃあ次は、仲間になった順で、フローラおいで?」
『はーいっ!』
リラを下ろしてフローラを呼ぶと、勢い良く腕に飛び込んできた。
「白虎……の、子ども?」
「神獣にも世帯が存在するのか。」
「普通に会話して大丈夫だよ。」
『フローラだよ!シアねぇといっしょに旅してるよ!あたらしいねぇねとにぃに、よろしくね!』
「まあ、可愛らしいご挨拶ね。私はアイビーよ。」
「ラゲムだ、よろしく。」
『アイビーと、ラゲム!』
ぴょんっ、とアイビーの腕に飛び込み、喉をごろごろ鳴らして甘えるフローラ。可愛いぃ!
「白虎は普段一緒にいないのだけど、時々様子を見に来ているの。」
「成程、そうなのね。」
2人が白虎へ挨拶に行っている間に、ちびちゃん5匹にに囲まれてご満悦なアスターの元へ向かった。
……埋もれているけど、アスターがおもちゃにされてる、とかではないよね?
「アスターは2人の方が知ってるだろうからいっか。ルルーには顔見せておきましょう。」
「そうね。」
ルルーの元へ行くと、ちゃんと2人を覚えていたらしく、ルルーも嬉しそうにしていた。
『2人共、とても優しくて可愛がってくれたんです。また一緒に旅が出来るのは嬉しいですよ。』
「そうなの?それは良かった!」
なでなでするとご機嫌な声を上げるルルー。本当癒しの存在だ。
「……ルルーと会話が出来るの?」
「うん。優しくて可愛がってくれたんだって、また一緒に旅が出来るの嬉しいって!」
「そうなの。それは嬉しいわ。」
良かった、ルルーとは良好だ。何でアスターはちょっと冷たいというか、あんな感じなんだろう?
『ねぇねはそっち方向鈍感すぎだね。』
「リラ、どういう事?」
空中をふわふわ飛びながら、私の肩にリラが乗る。そのまま抱っこして尋ねてみても、『そのうち分かるよ。』とはぐらかされてしまった。
そっち方向って何のこと?さっぱり分からん。……まあ、いっか。




