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愛犬達と異世界放浪旅  作者: 咲藤 ユキ


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更新に穴を開けてしまい申し訳ありません。(1週間くらい風邪でダウンしていました)

更新再開いたします。

「じゃあ最後に子ども達……。アスター、この子達の紹介するから。」


「ああ、すまない。」


 アスターが起き上がり、ハクとランを抱き抱える。私は抱っこしていたリラを下ろし、リクとモネ、ウミを呼んだ。


「じゃあ最後に、この子達を紹介するね。この子達は私と同じ別世界で生まれた、リラとソラの子ども達だよ。」


「一番大きくて白いリボンの子がハク、元気で赤いリボンの子がランだ。」


「で、二番目に大きくて青いリボンの子がリク、毛色が違う大きい方の黄色のリボンの子がモネ、毛色が違う小さい方の淡い緑のリボンの子がウミだよ。」


 ハクとランは興味津々に2人を見つめ、リクは少し警戒している。モネとウミは観察するように見つめていた。


「よろしくね。」


「よろしく。」


 ニコニコ……というよりデレ?に近い笑い方をしながら挨拶をする2人に、ハクとランはすぐに懐いた。リクはまだ腰が引けているものの、受け入れてはいるようだ。

 モネは相変わらず観察を続け、ウミは……ん?抱っこしてほしいの?


「ウミちゃん、ごあいさつできるかな?」


 無理に近づけず、一定の距離を保って2人が見えるように抱える。フンフンと鼻を鳴らし、観察対象から興味に変わったみたい。良かった。


 クゥーンと、足元でリクとモネが鼻を鳴らし、抱っこを催促しながら甘えてくる。リクはよくある事だけど、モネが分かりやすく甘える事は珍しい。


「……ねぇねは1人しか居ないから、抱っこは順番だよ?」


 そう言うと、リクはスッと足を下ろし、モネの方を見つめた。モネはリクからの視線に気付いたのか、少し気まずそうに、でも甘える様子は継続している。


 ……いきなり人間が増えちゃったから、不安を感じているのかな?


 ウミを降ろすとトコトコとリラのもとに向かい甘えて、リラもウミを受け入れる。その様子を見届け、再び2匹に向かい合う。


 うーん、どうしよう……。


 悩んでいると、リラから念話が飛んできた。


『リクはビビリなだけだけど、モネはまだ受け入れてないみたい。』


 成程、そういうことね。


 しゃがんで2匹の背中を撫でていると、アイビーとラゲムは距離を保ったまま、同じようにしゃがみ込む。


「いきなり来ちゃってごめんなさいね。私はアイビーよ。」


「俺はラゲムだ。仲良くしてくれると嬉しい。」


 2人が手を差し出すと、リクはビビりながらも近づく。じっと2人の目を見つめると、ふんふんと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。困ったように私を見てくるので、「大丈夫、こわくないよ。」と声を掛けると、再び2人の方を向き少しずつ近づいた。

 ラゲムの手に擦り寄り、撫でろと催促している。リラに念話を飛ばすと、リラも大丈夫と回答した。良かった。

 そのままラゲムが優しく撫でるとリクも甘え始めたので、よほど嬉しかったのか、ラゲムはデレ全開で構い出した。


 一方、モネは私に甘え続けていたので、そのまま抱っこした。


「大丈夫、モネのペースでいいよ。」


 アイビーは少しだけ残念そうだが、無理に近づこうとはしなかった。「そのうち受け入れてくれたら嬉しいわ。」と言ってくれた。


「これで皆んな紹介したね。ん、モネちゃんどったの、甘えたなの?」


 じっと見つめられたと思ったら、幼い子どものように頭をぐりぐり。たまに甘えてくることはあっても、モネがここまで甘えてくる姿は、地球にいた頃にも無かった。

 やっぱりストレスがかかっているのかな。注意して見ていたつもりでも、この子がストレスを抱えているなら、それはちゃんと見れていたというだけの、私の自己満足に過ぎない。

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