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最高で最後の恋  作者: 佑里
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ありがとうメール

 せっかく再会したのに、彼の気分は上がらないままだった。思っていたような手応えがなかったのだろう。

 その後どうするのか、私に相談してきた。

 とりあえず漫画の続きは渡した、つまり又会うことはできる。その約束をとりつけたようなものだ。それまでをどう続けたらいいのか、彼はわからなくなっていた。私は本当に彼女のことが好きなのか疑わしくなってしまった。


 とにかく、ありがとうメールがきたら次を考えよう


 そう送ったが、彼はもっと混沌とした。ありがとうメールがこなかったのだ。

 もし、私なら、久しぶりに会った元カレ、今でも好きなら速攻でメールするだろう。してこないということは、そういうことなのか。

 彼も薄々感じていた。

 だいじょ部につぶやいた。


 ありがとうメールこないんだけど、これって脈なし?


 辛辣なコメントが並んでいた。


 未練タラタラ…

 ありがとうメールしたら、あとあとめんどうになるからでしょ


 彼が凹んでいるのは火を見るよりも明らかだった。


 もともと付き合ってた頃は、ありがとうメール来てた?


 彼に聞いた。五分五分だったなあと返してきた。じゃあ今回も返してこないかもねと返信すると


 こっちからわざわざ出てきてくれてありがとうって送りますわ


 と言う。彼の想いが辛かった。あなたは本当に優しいね、私なら怒るところだよと、LINEにいれた。


 怒りたいですよ、それと胸の中の言葉を言いたい。


 それはなに?


 より戻したいって


 こんなに愛しているんだ。

 たとえ彼氏でなくても、夕飯をご馳走になり家まで送ってもらったらお礼のメールは当然だろう。彼女のだらしなさ、非常識さが許せなかった。

 もうこの子はやめた方がいいと言いたかった。

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