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最高で最後の恋  作者: 佑里
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ずんだ餅

 お土産渡したいから、時間ありませんか


 と、彼からLINEに入った時私はある仕事のオリエンテーション中だった。終わりの時間を告げて食事に誘った。仙台の話も聞きたかった。

 なにより彼と会えるのは最後だと思った。最後にしなければいけない。これ以上の深入りは辛すぎる。一張羅のワンピースに着替えて彼をいつものコンビニで待った。

 仙台への一人旅を彼は詳しく教えてくれた。名残惜しいと言った。半年に一回くらいは足を運びたいとも言った。やはり、まぶしかった。20歳の女の子とも知り合ったと言った。なんとも思わなかった。他の女性に目を向けるのも当然だから。


 なんて言えばいいかわからないけれど

今回の一人旅でなんか変わった気がする


 彼は夜、LINEにつぶやいた。価値ある旅行だったんだねと返すと、行って本当に良かったと満足感を素直に語った。彼からもらったお土産のずんだ餅の包装を握りしめた。

 もう、最後にしよう。彼なりに彼は前へ進んでいる。

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