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淡白
彼と彼女の再会の日は決まらなかった。クマのプーさんの話をほそぼそとメールで続けながら、会える日を思い浮かべる彼が愛おしかった。メールの添削を熱心に聞いてくる割には、平静を装って無理している様子もありありとして、ますます愛おしさが増した。私のLINEにはいる彼からの吹き出しには、嬉しさがにじみ出ていた。
ただ彼女からの返信は、素朴といえば言葉がよすぎるくらい淡白だった。彼をいたわることもなく、彼に気遣うこともなく、なにより今の彼を知ろうとしていない。なにか違和感を感じた。口には出せなかった。
彼から十月中に会えないか提案をした。彼女の返信に私は冷めたものを見た気がした。
その日はむりだなあ(*_*)
また来月ってことで
本当に好きで、会いたかったら無理やりにでも都合つけるだろう。彼女は努力していない。それは彼も感じていた。でもかばった。
あいつね、そういうやつなんで。
言いたいことでも、こっちから言わせてやらないと言わないんでね
受け身なんすよ、基本
そんな女の子、やめたほうがいい。そんなに気を遣う恋愛はおかしい。あなたがみじめでしょう…と思ったが彼の心に寄り添うほうが今の私には安全策だった。言えばよかったのかもしれない。私は逃げたのかもしれない。




