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最高で最後の恋  作者: 佑里
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京都

 LINEに返信がないまま、朝を迎えた。退職してから彼とLINEのラリーがなかった日はなかった。途切れたと思った。心は晴れない。

 離れたくて退職したのに、今はまるで彼の恋愛コンサルタントのようにメールの相談にのっている。なによりも彼の揺れ動く心を支えている。ドロ沼にどっぷり首まで浸かっている。そして連絡がないと、胃が痛み絶望感が押し寄せる。恋心はぐちゃぐちゃだった。

 彼が京都に行きたいと前から聞いていた。気晴らしにもなるし、観光しているバックパッカーと交流したいと言っていた。

 私もよく知る元同僚と二人で、彼は夜勤明けに出掛けて行った。朝、行ってらっしゃいとLINEにいれたが返事はなかった。

 夜になって元同僚と二人で京都を楽しんでいる様子がLINEにはいった。

 ほっとした。

 希望していたバックパッカー相手の異文化交流はできなかったけれど、あちこちで見かけた女の子は皆かわいいと思ったとあった。彼が宿で転がって寝ている写メを元同僚が私に送ってきた。可愛くて仕方なかった。

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