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最高で最後の恋  作者: 佑里
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別れを告げるメール

 九月はじめのある日、彼は大学時代の友人と楽しむはずだった。前からその催しを楽しみにしていたし、気晴らしになるし、はちゃけておいでよとLINEに入れた。その前日、彼の元に彼女から連絡があった。時間が欲しいと言った彼女に、彼は十分な時間をあげたと思う。どんな結論であれ会いたいと希望した彼に、彼女は真夜中にメールを送ってきた。彼はそっくりそのまま私にコピペして送ってきた。それは長い長いメールだった。


 又顔見たら、うまく言えないから文にするね


 から始まるメールには、彼に対してどれほど感謝しているか、優しさに癒されてきたか、どうしたら前のように戻れるか、本気で悩んでいたことを語っていた。これからもいろんなところに行きたかった、いろんなことがしたかった、でもズルいと思う。だから無理、今までありがとうとあった。


 丁寧に言葉を選んで彼に非がないことを語っていたが、どこにもあなたのことが好きだったとは無かった。

 どの角度から見ても、さよならメールだった。でも彼は、あやふやな表現でごまかしていると言った。丁寧な包み込んだ言葉の隙間に、しがみついているようだった。電話してみたら?と勧めた。彼はかけたけれど、また彼女は出なかった。

 あきらかなサヨナラを認めたくない彼が、いたたまれない。嫌いじゃないなら、どうして別れないといけない。まして会ってほしいと言ってたのに、どうしてメールなんか、と彼は怒りを露わにしていた。

 この何週間かの間に、二人の交際を聞いた。二人の温度差は聞けば聞くほど、明確だった。もし戻るなら、二人にはかなりの努力が必要だろう。この付き合いは難しいねと話した。


「メールでふられましたよ、こんなこと初めてかな」


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