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知らせ
ひときわ暑い夏だった。職場の気のあった仲間と焼肉でも行こうと盛り上がった。店を探したり、時間の調整をしていた。当然、彼もメンバーに入れていた。彼も乗り気だった。
時間が欲しいと言った彼女からの連絡はなかった。彼は涼しい顔で、まあ待ちますよと笑っていた。気分転換には付き合うから遠慮しないでよと言った。
「仕事ある日はまだ冷静でいられるんすよ、でもね休みの日はね、きついっすよ。いっそずっと仕事しようかと思いますね」
待たされているままの彼の気持ちを思うと、彼女が恨めしかった。
ある日休みがかぶることがあった。彼に誘われた。一緒にいてもらえます?当然でしょ。彼が寂しさを埋めるために誘っていることくらい百も承知の上だった。
いよいよ明日はまた二人で出かける。彼の恋心とは裏腹の私の恋心は踊った。LINEで電話の着信が入った。彼からだった。
「彼女から連絡あってね、すみません。
明日キャンセルしてもいいですか?」
彼女からの知らせは、私のあり得ない願望もほんの一日楽しむことも打ち砕いた。




