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最高で最後の恋  作者: 佑里
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35/87

ダメ出し

 彼の方が後から職場を出たはずだ。私は少しのんびりと彼からの電話を待った。先にLINEの通知音が鳴った。


 これ、送ろうと思うんですけど


 そこにあったのは、彼の彼女を離したくない思いが一気に綴られたロングメールだった。

 悩ませてしまったことを詫びて、これからは不満がなくなるように努力するから何でも言って欲しいと。手なんか繋がなくていい、ましてデートはデートでなくていいから友達のように会いたい。できたら次の休みには遠出しよう、そうすれば違う気分になれるかもしれない。焦らなくていいから、じっくり考えてくれないか。


 読み終えて返信した。


 やめたほうがいいよ


 すぐ既読になった。


 やっぱり?重いすか?


 電話した。今は彼女を追い詰めるのはやめよう、時間をあげよう、冷静になろう、返信にはいつまでも待っているとだけ入れたらいい。伝えると彼は、そうですよね、よかった、あなたに相談してと喜んだ。

「戻りますかね」

「きっとあなたの想いが伝われば、大丈夫だよ」

 

自分のしていることに、嫌気がさした。

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