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最高で最後の恋  作者: 佑里
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始まり

 昨日一晩ほとんど眠れなかった。彼もそうだったはずなのに、朝から彼はテンション高めで仕事していた。真夜中に彼女からLINEに連絡があった。朝イチで彼はその文面をコピペして私に送ってきた。

 今混乱していること、彼の優しさに甘えていたこと、時間をくださいと。

 素直な表現に彼女の素朴な人柄を知った。そしてまだ彼を愛しているんだとわかった。私には、最初からなんの可能性もない。わかりきっていることを再確認させられたようだった。もともと同じ土俵の上にはいられない。何度同じ思いを繰り返しているんだろう。無駄な自問自答はいつまで続けたら、私は目が覚めるんだろう。

 一日中、地に足のつかないような不安定な気持ちで仕事を終えて帰ろうとした時うしろから彼に声をかけられた。

「朝のメールに返信するんですけど、相談していいすか」

 彼は淡々としていた。このメール来て嬉しいでしょと声をかけたけれど、彼の表情は冴えない。茫然としているのが見て取れた。じゅあ又夜に電話するねと約束して家に帰った。

 この時から、私と彼と彼女のメールをめぐる不思議な関係が始まってしまった。

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