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夜道
彼は仕事が終わるや否や彼女のところへ車を走らせた。LINEのふきだしは、彼の不安でいっぱいになった。
行っても大丈夫ですよね
ネクタイしめてます、重いですか
会ってくれますよね
もう離したくないといいます
彼の彼女に対する心からの想いが、溢れていた。ここまで思ってくれる彼氏はいないよ、大丈夫だからと励ました。
突然の訪問を彼女はどう思うのだろう。ここまで彼に愛されて幸せな人だなと思い、寂しさに全身が包まれていくようだった。
彼はなんとか彼女と話ができたらしく、夜道から電話してきた。声のトーンはなぜか明るかった。やらないであきらめるより、行動できたからなのか。
「結局、はっきりした返事もらえなかったんすよ。少し距離置こうっていいました。向こうも時間が欲しいっていうんで」




