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最高で最後の恋  作者: 佑里
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相談

 ああ、電話してしまってすみません

 実はね、近所に住んでるばあちゃんがね


 彼は屈託無く話した。在宅介護の経験のある私に相談してきたのだ。熱は?どんな様子で?といろいろ聞きながら、彼が私を頼ってくれたことに酔った。やがて話題は別の方向に向かう。晩御飯は食べたの?疲れてないの?今日も忙しかったよねと話しは尽きない。

 ふと、気づく。私のすぐ後ろに長男が立っていた。私を蔑んだ視線で睨みつけた。

 思った。なにか、悪いことを私はしているの?相談にのってるだけよ、私を頼りにしてくれている人の。家族から自分がその役割も忘れて、離れて行くことにその時は躊躇なかった。

 じゃあね、おやすみなさい

 また、明日ね


 電話を切って振り向くと、夫は立ち上がり何も言わずにリビングルームを出て行った。長男は私を睨みつけたままだった。

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