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最高で最後の恋  作者: 佑里
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さみしい

 ドライブデートから、私はますます彼への想いに苦しんだ。

 人間てこんなに欲張りなんだ。あとひとつ願いが叶えばと思い、願いが叶うと次の願いを叶えたいと思う。デートしてくれた、もうそれで十分なはずだった。親子ほど年の違うおばさんを連れてデートしてくれたんだから、そこで満足しなければいけない。

 シフトがズレて彼が休みの日には、彼女と過ごしているんだろうなと思い寂しくなる。当然のことなのに、彼女と一緒にいるのは当たり前のことなのに、もうぐちゃぐちゃだった。鏡の中の老けた顔を見つめて、いい加減諦めろと声に出す。叶わない、実らない、届かない想いでおかしくなりそうだった。

 なぜ諦めきれない。どうしてこんなことになった。自問自答を繰り返しても、頭から振り切れない。家族がいるのに。

 あと何回一緒に仕事ができるだろう。職場では変わらない関係が続いていた。ふざけて、笑って、決して楽ではない報われない仕事をこなしていた。時に真面目に討議もしたり、相談をうけたり乗ったりと職場では良いパートナーだった。彼からすれば、仲の良い頼れるお姉さんだったのかもしれない。

 あと二ヶ月、なんだかヤル気がないよとLINEにいれると


 ヤル気がないようには全然みえません

 あと二ヶ月、そうなんすね

 さみしいじゃないですか

 ずっと、いてくださいよ


 LINEの画面が涙で見えなくなった。

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