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再延長
彼にメールした。LINEではなく最初にくれたメアドに。
あなたがいたから、つらい職場も乗り切れた。あなたといた時間は本当に楽しかった。
感謝してる、心から。
彼からもLINEではなく、Eメールで返信がきた。
こちらこそ、あなたがいたから僕も頑張れた。話していて楽しいし癒されるし。
ほんとうにやめてほしくない、ずっといてほしい、毎日ハグするから。
携帯を握りしめた。三ヶ月延ばそう。もう三ヶ月、そばにいよう。でもこれが最後。これ以上は辛すぎる。
イタ飯屋で彼は言っていた。秋頃には退職するつもりです、たぶんね、やりたいことありますからねと。だから彼のいなくなる前に辞めよう。
次の日、上司に頭をさげた。勝手を言うことを申し訳なく思ってると謝罪して、八月まで残りたいと願い出た。
彼に連絡した。八月までよろしくねと。
やったー!
と、返信はあった。でもハグは一度もなかった。この決断が、あとあと尾を引く。この時五月で辞めていれば、私の苦しみは底なしになることはなかった。今から思えば、目先の欲望に目がくらんだ失敗だった。別れの時をあと伸ばしにしたことで、ドロ沼のドロは硬くなってしまった。




