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パワーハラスメント
恋に落ちて盲目になっているせいか、仕事で部様な失敗を繰り返すようになった。心ここにあらずの状態ではいたしかたないものの、仕事としてなっていないのだから、批判を受けるのは当然だった。ただ、一人の同僚は違っていた。それは重箱の隅をつつく様な嫌がらせに近い批判だった。最初から私とは合わない人ではあるが、だんだん辛辣な意見を見境なく言ってくる。目はきつく、私は蛇に睨まれたなんとか…のようになっていった。ミスすると批判される、怖いから緊張してまたミスをする。悪いスパイラルにはまって、仕事は最悪だった。三月末、仕事の契約延長を勧められた時、上司に話した。
上司は理解してくれた。こんなキツい状態なら辞めるのも止めないと。仕事からは離れたい、でも彼からは離れたくない。彼にメールした。
話しを聞いて欲しい、電話して
でも、電話はかかってこなかった。明日しますとメールの返信があった。私は一日中、待った。その日は私たち夫婦にとって、銀婚式だった。大切な記念日だったのに、そんなことはどうでもよかった。
待ち続けたが着信はなかった。




