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■章/■話『断片』
「酷ぇ有り様だ」
「…………」
「可哀想だとぁ言わねぇよ」
「…………」
「お前とあいつぁ別人だしな」
「…………」
「《いつか》をやり直すなんざぁムリだしよ」
「…………」
「これしきで罪滅ぼしたぁ言わん」
「…………」
「四大罪人らしいからな、俺ぁよ」
「…………」
「滅ぼしきれる罪じゃねぇだろうさ」
「…………」
「ただ……」
「…………」
「せめて《お前》への恩と罪くらい」
「…………」
「そろそろ、精算しねえとな」
「…………」
「そんでもって俺も《お前》も、仲良く退場と洒落込もうぜ」
「…………」
「言うのが数千年遅れちまったな」
「…………」
「あばよ」




