六話 再びお見合い
ついに50話達成‼
皆さん、ここまでこの「ハイ・ハイ・ハイ!」を読んでくださってありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!
それと、今回のタイトルですが、この回でお見合いするわけではないです。
話に則ったタイトルではありますので、タイトル詐欺にはならないかと・・・。
とりあえず、勘違いされた方がいらっしゃったらごめんなさい。
それでは今回の話をどうぞ!
簡単に僕が波原冬月に見えるくらいのメイクをしたら、そのままエレベーターに乗って最上階に昇った。
ネコを伴って。
「さて、それじゃどんな用事か聞きますか」
僕はゲストルームの扉を開ける。
「お待たせして申し訳ありません」
そう言いながら部屋の中に入る。
「いや、本来の訪問は私ではないはずなのに強引に来たこちらに非がある。気にしないでくれ」
「ありがとうございます」
頭を下げてお礼を言う。
と、そこで櫻嘉さんが連れてきたであろうお連れの人が目に入る。
スーツを着ているが、どこか幼さの残る雰囲気を醸し出している。
(あれ?あの女性・・・)
メチャクチャ震えているんだけど。
しかも、どこかで会ったことがある感じがする。
しょうがない。
目を使うか。
僕が目を使ってそのお連れの人を見る。
「って、ちょっと⁉」
「おや?やっぱり実咲の言う通りか」
僕がどうしてここまで驚いたかというと。
「何してんの?実咲・・・」
そう。
櫻嘉さんのお連れは娘の実咲だった。
「わ、私だってここに来るつもりはなかったわ」
プルプルしてる。
「ワハハハッ。仲が良くて結構!」
そんな僕らの様子を見て嬉しそうにする櫻嘉さん。
「それで、ご用件は何でしょうか?」
改まって僕が聞く。
「うむ、その前に」
櫻嘉さんも僕が改まっている様子を見て自身も改まる。
「やはり君がここの社長だったか」
「はい。これはメイクです」
「凝っている」
「流石に高校生が社長では示しがつきませんので」
「あまり表には出ない。その分からない素性も含めて財界ではアンノウンと呼ばれるだけはあるな。徹底している」
「いえ、実際にはそんなに徹底できませんでした。娘さんを危険に巻き込んでしまったのでつい、正体が露見してしまいました」
「いや、勝手にそちらに首を突っ込んでいったのは娘だ。そちらに非はない」
「いいえ。それでも巻き込んでしまったことに変わりはありません。改めて謝罪を」
そう言って僕はその場で頭を下げる。
「そこまで言うならその謝罪、受け入れ、許そう」
「ありがとうございます」
許してもらったので僕は頭を上げる。
「それで、ここに来た要件なのだが・・・」
櫻嘉さんは実咲に目線を移す。
「もう一度、実咲とお見合いをしてもらいたいのだ」
「「はい?」」
僕と実咲は疑問符を浮かべる。
「前回のお見合いは君ではなく、社員の者を代役で出したのだろう?」
「失礼ながら、その通りです」
「こちらもまさか、お見合いを申し込んだ相手が高校生だとは思わなかったのだ。そこでそれをふまえたうえでもう一度、正式にお願いできんかね?」
「と、言われましても・・・」
「お見合いのあとにそれでもお互いがダメだったのなら断ってくれていい。頼む」
「はあ」
頭を下げてお願いする櫻嘉さんに困惑する僕。
「・・・・・・・。分かりました。僕はそれで結構ですよ。実咲が良いと言うのならお見合いしましょう」
「なっ」
困惑する実咲。
明らかにこちらに選択を委ねたわねって目で僕を睨んでくる。
「実咲。お前もいいな?」
「~~~~!わ、分かったわよ!すればいいんでしょ!すれば!」
「おお!それではこれで決定だな」
「う、うう」
顔を真っ赤にして俯く実咲。
僕が言えた義理じゃないけど、ドンマイ!
「言っておくけど!美香さんのことはそっちでどうにかしてよ!」
「分かってる。姉さんはこっちで押さえておくから」
僕の言葉にあからさまにホッとする高原親子だった。
読んでくれて感謝です。
次の話もよろしくお願いします。




