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第七話 ミリにゃん 過去②

はっ!

「おはよ〜オカピー太郎!」

 オカピー太郎を撫でながら時計を確認する。

 (朝の五時か……一時間位勉強しやんとな~)

 机の定位置にピー太郎を置き、アラームをセットしてから、予習をする。


 アラームが鳴ったので、手を止める。

 (うーん!)と、背伸びをしてキッチンへと向かう。

 今日は、簡単でいいや!と冷蔵庫から、具材を取り出す。

 手早く、味噌汁ときんぴらごぼうを作り終わる。

 と、同時にご飯が炊ける。

 姉と妹を起こしに行く。

「おーきーてー!ご飯できたよー!」

「美林!いつもありがとうね!」

「いいんよ!姉貴!」

妹の部屋へ行き、扉を叩く。

「おーきーろー!起きんと布団はぐぞ〜!」

 妹は、寝ぼけ声で応える。

「まだ…まだなのです…」

 この子ってば!と思いながら、カーテンを思いっきり開ける。

「くっ…この悪魔!覚えておくのです!」

 と言いながら、布団を頭に被り再度寝ようとする妹に対して、布団を剥ぎ取る。

「そーれ〜!」

「キャー!」

「ありゃ…。服着て、早くリビングに来ること!」

「ふあーい!」

 布団を肩まで隠して返事をする妹を後ろに部屋をでる。

 (やば…可愛すぎるわ〜ウチの妹!)

 断じてシスコンではない…多分。


 ***

 

 全員が揃い、姉が音頭を取る。

「では、皆さん。手を合わせてください」

 皆で手を合わせる。

「いただきます」

「いただきます。です!」

「いただきまーす!」


(平和だな〜!)


 食べ終わると、「ご馳走様でした!」と応え

 全員分の食器をシンクに運び、洗う。


 洗い終わると、洗面所で歯磨きをする。

 そして、自室に戻り化粧を済ませる。

 準備が終わり、ピー太郎に声を掛ける。

「行ってきます!」


 部屋から出て、廊下を歩き玄関へと向かう。

 既に姉が待っていた。


「気を付けてね」

「大丈夫!今日も、マムっちと行くから!」

「そう。ルール厳守で!」

「任せとき〜!行ってきます!」


「行ってらっしゃい!」


 (さて、いつも通りマムっち待つか〜!)

 郵便受けを確認する。

 花を見る。

 空を見上げる。


 そんな事をしていたら、後ろから

「行ってくるのです!」

 という声が聞こえた。

 (もう、そんな時間?)

「美林姉、まだいたのですか?」

「マムっちがこーへんやもん!」

「仕方ないですね……私は、先に行くのです!」

「気を付けてね!」

「もちろんなのです!今日の夜ご飯はなんなのですか?」

 少し考えて応える。

「カレー?かな〜」

「やった〜!元気いっぱいで帰ってくるのです!」

 そう言い終えると、駆けていった。


 何分ぐらいたっただろう。

 音楽が近付いてくる。

 

(~あなたの幸せを願います~)


 相変わらず、マムっちらしいな〜と思いながら。


 近付いて声を掛ける。


「おはよー!真凜!」

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