第三話 違和感
「そういえば、真凜言うてたやん?」
「ん?なにを?」
「ほら!なんか違和感あるって」
「あー!直感というか、少し違和感あるんよね〜」
なんだなんだ。と言わんばかりに、男子二人がこちらを向く。
「まあ、たしかにうちのクラスで茅根さん転校したの、不思議だよね…」
「俺んクラスも、今日転校するって二人ぐらい登校してなかったよ!」
猫町が食べながら喋る。
「行儀悪いけ、はよ食べてからしゃべり~!」
「俺のところは、誰一人欠けてないよ!」
助信が飲み込んでから喋る。
「やっぱり…なんか変…だよね」
「気のせいかもとは、言えんぐらい変っちゃ変やね」
「でもさ〜!俺らが原因探したとて…じゃない?」
「そんなこと言わんの!真凜が真剣?に考えとるんよ」
またも食べながら、猫町が喋る。
「まあね。俺達が考えたところで感は否めないけど、大人が何とかしてくれるとも思えんよな〜」
「そうだね〜!俺達がやれる事って言ったら、とりあえず今を楽しむこと。なんじゃないかな?気分転換に帰ったらバグレやらん?」
率先して先導するタイプじゃないはずの助信が、気分転換という名目でゲームへ誘う。
「いいねー!うち、真凜とファミレス寄ってから帰るけ、先二人でやっとって!」
「了解!」
と、楽観的に応える猫町。
「ご馳走様でした」
そう言い終えると、昼休み終わりのチャイムが響く。
(キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン)
四人は慌てて階段を下り、自分達の教室へと戻る。




