もう一度
グレイスは、何か白い光の中に漂っている自分を感じた。
「どうして、糞勇者を殺そうと思ったのかしら?」
と考えてみた。わからない、それが結論だった。それでも、彼よりも上に行きたいと思っていた、という自覚はあった。
「それで、これか?」
次こそ、上手くやろうと思った。
「あいつを出し抜いて・・・。上手く出し抜いて、その後はどうなる?上手くやっていけるだろうか?」
勇者が言ったように、口封じのために命を奪われる可能性は高いだろう、それを上手くやって・・・。
「私と同じ奴が・・・。」
とも思った。
「どうしようか?」
と考えるうちに、また記憶が遠のいた。
「残念ですが、私は勇者様が、そのようなことをするとは思えません。杞憂だと思いますよ。そのお話は聞かなかったことにさせて下さい。」
魔法聖騎士グレイス・フェイスは、目の前に座る皇帝の側近トルシド・ハリングトンに、はっきりと答えた。トルシドは、はっきり不快な表情をしたが何も言わなかった。
「これでいいんだろう?」
彼女は、彼に気がつかれないように小さく笑った。
白い光の中でエスペランサは考えていた。
「どうしようか?」
結局、死んでしまった。考えてみれば、聖女をはじめとして自分を裏切った者達を全て殺すことに成功しても、その後はどうなるのか、何もない、それで得られるものがあるのか?あるわけはないのだ。後は、隠れて暮らしていくしかない。冒険者と生きる?上手くいくだろうか?いきそうだ、思い出した、ともに仕事をこなした、短期間だが同じパーティにいた冒険者達とその日々を。彼らとの生活に暗い影を隠して生きることは・・・、幸せが欠ける?台無しになる?わざわざ聖女達を殺して何になるのか?しなければずっと幸せになるのではないか、と考えた。
「このまま、私達とパーティー組んでくれるのか?」
ドローレスが、乳房をエスペランサの乳房を押し付けながら囁いた。
「ああ、みんなとなら上手くいきそうだしね。あんたも、他のみんなも大好きよ。」
とエスペランサは、仕返しとばかりに、押し付けられている自分の乳房を揺らして、ドローレスの乳房を刺激した。ドローレスは、
「あん。」
と小さく喘ぎ、
「嬉しいわよ。」
「よろしくね。」
「こちらこそ。」
2人は唇を重ねて、貪り合うあうことになった。
「これでいいのよね。」
彼女は、心の中で呟いた。そのあとすぐに、下半身を押し付け、こすりつけ合う刺激で、ドローレスとともに喘ぎ声を出し、水管で頭の中がいっぱいになっていた。




