第18話 第七属性
翌日。
私は昨日の約束通り、午前の授業も午後の授業もきちんと受けた。
正確には、受けさせられた。
「アル」
「なに?」
「さっきから時計ばっかり見てるよ」
隣の席からリーナに指摘される。
「見てないよ」
「今ので七回目」
「数えてたの?」
「気になるくらい見てるから」
仕方ない。
昨日、グレアムからエルグラッドについて書かれた資料の場所を教えてもらったのだ。
六属性を否定する古代の魔法理論。
現代では失われている外部魔素の利用法。
そして、落下そのものを停止すると記された術式。
それらが発見された場所。
気にならない方がおかしい。
「授業が終わったら図書館?」
「もちろん」
「今日はちゃんと全部出たんだね」
「特別書庫の閲覧許可を止められたら困るから」
「それが理由なんだ……」
少し呆れられた。
授業終了の鐘が鳴った瞬間、私は教科書を閉じる。
「じゃあ行ってくる」
「早っ!」
「また明日」
「夕食忘れないでね!」
返事をしながら教室を出た。
図書館へ入り、そのまま禁書区画へ向かう。
黒い許可証を扉へ近づけると、認証術式が淡く光った。
昨日と同じ。
それなのに、扉が開くまでの数秒が妙に長く感じる。
中へ入り、グレアムから聞いた第三列を探した。
目的の本はすぐに見つかった。
黒い革で綴じられた、かなり分厚い本。
『大陸古代遺跡調査記録』
私は机へ運び、目次を開いた。
記録によれば、この大陸には現在確認されているだけでも大小百を超える古代遺跡が存在しているらしい。
都市跡。
地下施設。
巨大な塔。
用途不明の建造物。
中には推定千年以上前のものにもかかわらず、現在まで術式や結界が機能し続けている場所さえある。
ページを進める。
探していた名前は、中盤にあった。
『エルグラッド地下遺跡』
王都から離れた山岳地帯に存在する、巨大な地下施設。
推定年代は少なくとも二千年以上前。
現在確認されている古代遺跡の中でも、特に保存状態が良い場所の一つらしい。
ただし。
調査はほとんど進んでいない。
「……結界」
遺跡内部。
入口からしばらく進んだ地点に、現在も機能する巨大な結界が存在している。
調査記録を読む限り、火、水、風、土、光、闇の六属性魔法を使った干渉は、ほぼ全て失敗。
物理的な破壊もできず、魔素供給源を探そうとした試みも成功していない。
二百年以上。
王国は何度も調査隊を送り込んでいる。
それでも。
結界の奥へ進むことはできていない。
「二千年以上前のものが、まだ動いてる……?」
あり得ない。
少なくとも、現代の魔道具の常識から考えれば魔法陣を維持するには魔素が必要だ。
魔石を使っているなら、いずれ蓄えた魔素は尽きる。
周囲の魔素を取り込んでいる?
どうやって二千年以上も安定して制御し続けている?
昨日読んだ古代文献には、外部魔素を利用する技術が記されていた。
もし、その技術を魔道具や結界へ応用していたなら。
周囲から魔素を取り込み続ける、自立型の術式が存在していた可能性もある。
私はさらに読み進めた。
エルグラッドから回収された資料。
魔法陣。
石板。
魔道具。
その多くは入口付近から発見されたもので、奥へ進めない以上、遺跡全体の用途までは分かっていない。
回収資料の管理番号一覧。
私は昨日読んでいた古い本を棚から持ってきて、裏表紙の番号と照らし合わせた。
一致した。
「……やっぱりエルグラッドか」
六属性を否定する魔法理論。
外部魔素。
そして『重さ』へ干渉する術式。
全てエルグラッドから見つかった。ただし、これだけでエルグラッドが何のための施設だったのかまでは分からない。
重力を研究するための施設だった可能性もある。
もっと広い魔法研究を行っていたのかもしれない。
あるいは、研究施設ですらない可能性だってある。
そこはまだ決めつけない方がいい。
私は調査記録の該当箇所を書き写し、次の資料へ移った。
それから数日。
授業が終われば資料を読み、古代文字を調べ、自分の研究ノートと比較する日が続いた。
ただし、以前のように全てを最初から最後まで読むことはやめた。
資料は多すぎる。
まず目録と概要を確認し、六属性以前の魔法理論、落下、重量、引力に関係しそうなものだけを抜き出していく。
それでも四十冊を超えた。
「四十三冊目……」
禁書区画の机へ、一冊の薄い資料を置く。
『エルグラッド回収資料 第四十三号』
保存状態はあまり良くない。
表紙の半分が失われ、いくつかの文字も読めなくなっている。
内容は魔法の分類について。
「また属性か……」
少しだけ肩透かしだった。
六属性が後世に整理された分類である可能性については、すでに複数の古代文献で確認している。
だが、数ページ進んだところで、私は手を止めた。
『術を現象によって分けることに意味はある。しかし、それを力そのものの性質と混同してはならない』
昨日まで読んできた記述と同じだ。
火を起こす術。
水を動かす術。
風を生み出す術。
それらを分かりやすく分類すること自体は問題ではない。だが、魔素そのものに火や水という性質が存在すると考えるのは違う。
私はノートへ書き写し、続きを読んだ。
すると途中から、見覚えのない古代文字が何度も現れ始めた。
辞書に載っていない。
「……何だ、これ」
文字を一つずつ分解していく。
複数の意味を組み合わせた言葉らしい。
そのうち二つだけ読み取れた。
『地』
そして。
『引く』
地が、引く。
私は動きを止めた。
昨日の本には。
『重さ』
そして。
『落下を停止する』
偶然にしては重なりすぎている。
私は関連資料を集め、同じ文字が使われている文献を探した。
一時間。
二時間。
なかなか見つからない。
途中で一度夕食を思い出した。
だがあと少しだけ。
……リーナに怒られそうだ。
さらに棚を探していると、一冊の古い辞書が見つかった。
現代人が作った古代語辞典ではない。
古代文明の時代に。
さらに古い言葉を説明するために作られたらしい。
目的の文字を探す。
あった。
私は説明文をゆっくりと読む。
『大地および天体が、物を己へ引き寄せる働き』
「……」
もう一度。
大地が物を引く。
そして。
天体も物を引く。
「重力だ……」
今度は。
かなり確信に近かった。
この世界の古代人は、少なくとも物体が地面へ落ちることを、単純に「下へ落ちる性質」として考えていない。
大地が物を引いている。さらに、天体も物を引く。
つまり、彼らは地上の落下と、空にある天体の運動を同じ種類の現象として考えていた可能性がある。
前世で言えば万有引力に近い。
もちろん全く同じ理論だと決めつけることはできない。
数式がない、質量や距離との関係も書かれていない。それでも、かなり近い場所まで来ている。
私は元の第四十三号資料へ戻った。
そしてさらに奇妙な一文を見つけた。
『後世の術者はこれを第七の性質と呼んだが、その呼び名は正しくない。これは第七の力ではなく、初めから世界に存在する働きである』
「……第七?」
現代の魔法は六属性。
火、水、風、土、光、闇。
第七など聞いたことがない。
私は禁書区画を出ると、一般の魔法史資料が置かれている棚へ向かった。
索引。
『第七属性』
ない。
『古代属性』
ない。
『失伝属性』
これもない。
さらに古い魔法史の本へ遡る。
三冊、五冊、八冊。
そして。
約四百年前の文献。
ほんの数行。
見つけた。
『古き伝承には六属性のほか、第七の属性が存在したとする説がある。大地に属しながら土ではなく、物を引き、あるいは退けたとされる。現在では再現不能であり、伝説上の魔法と考えられている』
私はしばらく、その文章を見つめた。
「これだ……」
古代文明が失われたあと、何らかの形で結果だけが伝承された。
物を引く。
物を退ける。
しかし、後世の人間には、その原理が分からなかった。
六属性ですべてを説明するようになった世界で、六つのどれにも当てはまらない魔法。
だから第七属性と呼んだ。
だが、古代人は明確に否定している。これは新しい属性ではない、初めから世界に存在している働き。
つまり、私の解釈が正しければ重力だ。
ここまでなら、まだ資料を読んだだけだ。
面白い。
だが足りない。
本当に重力なのか確かめたい、そのためには術式が必要だ。
私は再びエルグラッド関連資料を調べ始めた。
重さ、落下、引く、退ける。
その記述だけを探す。
そして三日後。
ようやく、使えそうなものを見つけた。
『エルグラッド回収資料 第六十八号』
紙ではない。
遺跡から回収された石板を、学院の研究者が正確に書き写した複製だった。
中央に小さな円。
その周囲を三重の術式が囲んでいる。
前回見つけた巨大な『局所――固定術』よりは、遥かに単純だ。
横には説明。
『第一重圧術。対象と大地の結び付きを強める』
使用目的も残されている。
建築物の固定。
大型魔獣の拘束。
強風時の運搬物保持。
私は紙へ顔を近づけた。
対象と大地の結び付きを強める。
下へ押すとは書かれていない。
物体へ力を加えるとも書かれていない。
もし、この術式が本当に重力へ作用するなら対象の重量が変化するはずだ。
「……試したい」
声に出してしまった。
だが勝手にはやらない。
私は複製資料と研究ノートを持ち、その日のうちに学院長室へ向かった。
「駄目だ」
「まだ説明してません!」
「君がその顔で資料を持ってきた時点で、実験したいことくらい分かる」
最近グレアムの判断が早すぎる。
「今回は未知の魔法をそのまま使いたいわけじゃありません。まず見てください」
私は机へ資料を広げた。
古代語における『大地および天体が物を引き寄せる働き』という記述。
後世に残った第七属性の伝承。
そして。
『対象と大地の結び付きを強める』と書かれた古代術式。
グレアムは途中から口を挟まなくなった。
説明を終える。
グレアムが資料を見る。
「つまり君は」
「第七属性と呼ばれていたものが、実際には新しい属性ではないと考えているのだな?」
「はい」
「では何だ?」
「重力です」
「じゅうりょく?」
聞き慣れない言葉を確かめるように、グレアムが繰り返す。
「物が地面へ落ちる原因になる力を、私はそう呼んでいます」
「なるほど。だがそれが魔法とどう関係する?」
「物体が落下する仕組みに魔素が干渉できるなら、従来の六属性とは異なる現象も説明できるかもしれません」
グレアムは資料に視線を戻し、しばらく考え込んだ。
「つまり、第七属性という未知の属性が存在するのではなく、これまで誰も理解していなかった自然現象を魔法で操作している可能性がある、と?」
「はい。ただし、まだ仮説の段階です。実験で確かめる必要があります」
アルはそう答えながら、慎重に思考を巡らせた。
前世では当たり前だった重力という概念も、この世界で同じ法則に従っているとは限らない。
だからこそ、先入観を捨て、観測と実験によって確かめなければならなかった。魔素という存在がある以上、重力の仕組みそのものが違う可能性だってある。
だから試す。
「この術式を発動させて、対象の重さが変わるか確認したいです」
「危険性は?」
当然聞かれた。
私は準備していた紙を出す。
「最初は十センチ以下の小さな鉄塊。人間や生物には使いません。魔素供給量も最低限にして、流入量に上限を設けます。実験は防護設備のある場所で行い、異常が出た場合はすぐに供給を切ります」
グレアムが紙を見る。
「古代術式へ手を加えるのか?」
「作用部分は変えません。入力側に制限を追加するだけです」
「もし術式の効果範囲が予想より広かったら?」
「だから最初は最低出力で、周囲に人を置かない状態から始めます」
しばらく質問が続いた。
私は一つずつ答える。
そしてようやく、グレアムが頷いた。
「分かった」
「本当ですか?」
「ただし、私も立ち会う。魔法陣学の教師も二名つける。場所は第三実験場、使用する物体もこちらで用意する」
「ありがとうございます!」
「まだ喜ぶな。少しでも異常があれば即中止だ」
「はい」
「勝手に出力を上げるな」
「はい」
「一割も駄目だ」
「……それ、まだ言います?」
「一生言うかもしれんの」
外壁の件。
かなり根に持たれている。
三日後。
第三実験場。
中央には、一辺十センチほどの鉄の立方体が置かれていた。
重量は事前に測定済み。
一・二キログラム。
その下には、重量を測定する魔道具。
私は少し感動していた。
「この世界にもあるんですね、こういうの」
「この世界とはどういう意味だ? 重量計くらい学院にもある」
魔法陣学の教師が怪訝そうに答える。
「いえ…なんでもありません。ただ便利だなと思って」
前世の電子秤ほど細かくはないだが、今回の実験には十分使える。周囲には防護結界、さらに私から魔法陣までの距離は五メートル。
直接触れない。
「アル」
後ろから声がした。
振り返る。
「リーナ?」
「見学の許可もらった」
少し離れた防護結界の外に、リーナが立っていた。
「どうやって?」
「グレアム学院長にお願いした」
学院長を見る。
「実験内容は話していない。危険区域から出ないことを条件に許可した」
なるほど、リーナは私の研究をかなり手伝っている。見ておいた方がいいかもしれない。
「始めていいぞ」
グレアムが言った。
私は頷く。
床に描いた古代術式へ意識を向ける。
エルグラッドから発見された、二千年以上前の魔法。
後世では失われ、第七属性という名前だけが残った可能性のある術式。
私は細い魔素を伸ばし、入力部へ接続した。
「流します」
ほんの僅かに魔素を送る。
術式が淡く光った。
全員が重量計を見る。
一・二〇。
変化なし。
「もう少しだけ」
グレアムを見る。
彼が頷く。
僅かに魔素量を増やす。
一・二一。
「……動いた?」
教師の一人が顔を近づけた。
一・二二。
一・二四。
ゆっくり数値が上がる。鉄塊そのものは何も変わっていない。
大きさ。
形。
位置。
全て同じ。
それなのに。
一・二七。
一・三〇。
地面を押す力だけが増えている。
「止めます」
魔素量を固定する。
重量計の表示も。
一・三〇で止まった。
私は息を整える。
供給量を少し下げる。
一・二七。
さらに下げる。
一・二三。
そして完全に切る。
一・二〇。
元へ戻った。
誰も喋らない。
「……もう一回」
私は言った。
「待て」
グレアムが止める。
「どうしました?」
「今の結果を確認してからだ」
正しい。
少し興奮しすぎた。
教師たちが重量計を確認する。
装置そのものの異常、魔素干渉、床への影響を一つずつ調べた。
問題なし。
五分後、二回目。
一・二〇。
魔素供給。
一・二二。
一・二五。
一・三一。
停止。
一・二〇。
同じ。
三回目も同じ。
「……再現性がある」
教師が呟いた。
グレアムが私を見る。
「アル。君自身は鉄塊を下へ押していないんだな?」
「押してません」
「念動系の魔法を無意識に併用した可能性は?」
「あります」
リーナが驚いたように私を見る。
「あるの?」
「可能性の話だよ。今の実験だけで重力って決めるのは早い」
下向きの力が増えた。
その事実だけなら、別の魔法でも再現できる。
空気圧。
念動。
床との相互作用。
未知の別現象。
可能性はいくらでもある。
ただし。
「少なくとも」
私は鉄塊と重量計を見る。
「古代術式に魔素を流すことで、物体の見かけの重量が変化する現象は確認できました」
グレアムが頷く。
「それ以上は?」
「まだ言えません」
「……君なら『重力魔法に成功しました』と騒ぐと思っていた」
「研究なので」
「そこは相変わらずだな」
グレアムが笑う。
私はもう一度、古代術式を見る。
心臓が速い。
重力かもしれない。
本当に。
重力を、魔法で変えられるかもしれない。
「アル」
今度はリーナだ。
「なに?」
「あの鉄、重くなったんだよね?」
「正確には、重量計がそう示しただけ」
「持ってみたら?」
私は止まった。
「……なるほど」
一番分かりやすい。
グレアムを見る。
「駄目だ」
「まだ何も――」
「術式の中へ入ろうとしただろう」
読まれた。
「じゃあ、棒で動かすのは?」
教師の一人が提案した。
それなら術式の外から確認できる。
学院側が用意した長い木製の棒を使い、まず通常状態の鉄塊を押す。
動く。
次に術式を発動。
同じように押す。
「……重い」
手に伝わる抵抗が明らかに違う。
私は思わず笑った。
重量計だけではない、実際に変わっている。
「もう少し出力――」
「駄目だ」
グレアムが呟く。
早い。
「少しだけですよ」
「今日は現象確認までだ」
「でも」
「アル」
横からリーナも言う。
「続きは明日でいいじゃん」
「……」
二対一。
仕方ない。
私は魔素供給を止めた。
淡い光が消える。
鉄塊は、ただの一・二キログラムの鉄へ戻った。
実験終了。
教師たちは測定結果をまとめ始める。
リーナが防護結界の外から近づいてきた。
「これが、第七属性?」
私は少し考えた。
「違うと思う」
「え?」
「第七属性なんてものは、多分ない」
私は古代術式を見る。
「火が物質じゃないように、風も何か特別な物質じゃない。重力も同じで、最初から世界にある現象なんだと思う」
「じゃあ、何て呼ぶの?」
「まだ決めない」
リーナが笑った。
「珍しい」
「何が?」
「アルならもう名前つけるかと思った」
「証拠が足りないからね」
だが候補ならもうある。
重力。
前世では誰もが知っていた言葉。
もし、この世界にも同じ現象が存在して、そして魔素でそれへ干渉できるのなら。
私はそれを自分で再現できるようになりたい。
古代術式を使うだけではない、なぜ動くのかを理解して、不要な部分を削って、自分の理論で一から作る。
私は研究ノートを開いた。
『第七属性=重力?』
その横にまだ疑問符は残す。
そしてその下へ新しく書いた。
『第一段階――重量変化を確認。次に、作用方向と加速度を測定する』
書き終えたところで、もう一つ思いつく。
もし、重くできるなら。
逆は?
軽くできないのか?
古代資料には、物を『引く』だけではなく『退ける』という記述もあった。
私は古代術式を見つめた。
その魔素の流れ。
分岐。
入力方向。
もしこれを逆にしたら?
「アル」
グレアムの声。
「はい?」
「今、何を考えた?」
「……別に」
「嘘をつけ」
リーナまで笑っている。
「顔に出てるよ」
……最近、周りが妙に鋭くなった気がする。
私は研究ノートを閉じた。
今日確認できたことは一つだけ。
伝説として残されていた第七属性。
それは本当に存在していた。ただし、おそらく第七の属性などではない。
古代の魔法使いたちは、世界に最初から存在する何かへ魔素で触れていた。
そして、次に確かめることももう決まっている。
物を重くできるなら。
軽くできるのか。
さらにその力を、完全に打ち消すことができたなら。
物体はどうなる?
私は実験場の中央に置かれた鉄塊を見つめながら、私はもう次の魔法を考え始めていた。




