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音楽室

受付に名前を書き、対応してくれた人に感謝する。

後で動画に出してあげよう。


もう知ってる人はいないな。

公立だからか。


手が空いてた先生と共に学校を歩く。

あの日以来の学校だ。

郷愁とともに少し胸が詰まる。


音楽室の前に立つ。


勢いよく開ける。

ここは懐かしき音楽室。

天井の穴も相変わらずあるな。あれなんなんだろ。


部屋の隅に目をやる。

あった。私だ。いやスマートフォンだ。


あそこから投げ入れたのか。

一回でちゃんと入れたんだろうな。

とりあえず動くかチェックだ。


良かった。動く。私はインフルエンサーになった。


そして動画を回そうとしてやめた。

この人に頼むのはルール違反だ。

ちゃんと外に出てからにしよう。


先生は言う。なんで学校にスマホを入れたんでしょうね。


私は戦慄が走った。

これは青天の霹靂だった。



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