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放課後
マーク2を停めながら、ふとよぎる。なんで学校の中にスマートフォンが?
あいつら門乗り越えたのか。確かに超えるのもありか。
いや流石にそれはできない。
インフルエンサーも超えてはいけないラインがある。
法廷ポイントに加算しておかなきゃな。
脳で難しい足し算をしながら思う。
そう考えると学校関係者?
いや教育者だ。それはできない。
そうか。投げ入れたのか。
人の電子機器に酷いことをする。
一旦放課後まで待つことにする。
幸い5時間走ってきたこともありもうすぐ放課後だ。
Macを開く編集作業をしようと思ったが、スマートフォンがないから元データがない。そっと閉じる。
目を閉じる。
学校は一つの世界だった。
窓の景色も音楽室の天井も同じだった。
ラブリーちゃんも知らなかった。
そもそも蟻なんて視界に入らなかった。入れることができなかったんだ。
自分と重なるから。
放課後のチャイムが聞こえる。
行こう。インフルエンサーの自分を取り戻しに。




