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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第190話 朝からのんきに陛下をお見送りのはずが

「あれっ陛下が出発の時間って聞いたけど、ガーベラさん」

「はい、まだ買い物の最中ですね」「いやもう荷物いっぱいなんですが」

「ムムムーン、まだもうちょっとイケると言ってます」「通訳ありがとうラスカルさん」


 と陛下を王都まで送るのは、

 新入りエンシェントドラゴンのドラリン、

 王都への道をついでに覚えるらしい、操縦はベラレッドさん。


(さすがに車を乗せたいっていうのは断ったけどね)


 夜遅くまでラーメンにつきあって貰って、

 起きられるかなと思ったら朝のラジオ体操までつきあってくれた陛下、

 まだタワマンで買い物かあ、やっぱり自分で選んで買いたいのだろうね。


「ハルク殿」「あっ宰相閣下」

「私もテレビを買わせていただいたが」

「はい、王都でも選ばれた方だけは観られるように」


 結局テレビは陛下に1台、

 宰相さんに1台、あと王都の騎士団に1台、

 計3台が渡る事になった、バッテリー充電式で電波は黒猫経由。


(結局、王都まで8体の黒猫アンドロイドが駐在することに)


 途中の街とか集落とか、

 一番近い所で例の廃墟ね、

 旧辺境伯領、どこで寝泊まりするんだろ。


「ハルク様」「あっアイリス、ダンバムさんと一緒ですか」

「陛下から正式にここへの駐在の命令が出た、すぐにこちらへ戻ってくる」

「それは良かったですね」「人間としてのここの防衛を任された、頼りにして欲しい」


 うん、ウチは黒猫が居るから大丈夫ですよとかは言わない、

 こういうのはやり人間の衛兵が居ると安心感が違うからね、

 まあエンシェントドラゴンも居るけど、あっフィーナさんがやってきた!


「ハルク、陛下一家は昼前まで居るそうだ」

「あーどうしよう、正午になったら黒猫の休日なのに」

「王都へ行って帰るくらい平気ですよ!」「ありがとうベラレッドさん」


 元々、一部の新人黒猫は今日の休日でも働くことになっている、

 もちろん後日、その黒猫たちにも休みは貰えるんだけれどもね、

 というのが対外的な、住民を安心させる建前です、実際はロボットですもの。


(いやいやアンドロイドにだって休養は必要ですよ!)


 そのためのメンテナンス施設があるんだし。


「では我々は先に失礼する」

「あっはい宰相閣下とその家族の皆さん」

「テレビでハルク殿の活躍は今後も見させて貰おう」


 と王都からのドラゴンで帰って行った、

 宰相閣下にも色々とお世話になったよね、

 続いてダンバムさん達も陛下より先に帰るみたい。


「良いんですか陛下を置いて」

「陛下のドラゴンは速いだろう、一緒に出発してもすぐに置いて行かれる」

「そういえばそうですね」「こちらへは永住したいと思っているのだが」「ええっと」


 アイリス姫を見る。


「わたくしは、嬉しいですわあ」

「じゃあ、そういう方向で」「私としても嬉しい」

「フィーナさんが喜ぶなら、なおさら」「では名残惜しいが、アイリス、またすぐな」


 ダンバムさん一家も帰って行った、

 荷物を取りに行ったって言った方が良いのかも、

 こっちへ引っ越しかあ、これから移住希望者が殺到する予感!


(早く3棟目のタワマン建てなきゃ)


 そんなこんなでドラゴン場を、

 一旦引き上げるかな陛下が来るまで時間あるし、

 ということでせっかく呼んだメンバーに目をやる。


「ということで陛下のお見送りは数時間後です、チアガールコスの皆さん」

「それは良いですがスカートが短すぎですわ」「寒いくらいですの」「ハルク、これ胸の下半分が出てるし」

「ラブライス! の最新衣装、3人とも似合ってますよ、今度の地下ライブでも楽しみにしていますからねっ!」


 血が半分繋がった姉が出るんだ、

 VIP席でじっくり見させて貰おう。


「では時間を潰すぱっぱ」「適当に子供と遊ぶさまさま」

「ちなみに私たちもミニスカートひらひら」「チアガール衣装、気に入ったすのすの」

「にゃんこキッズの皆さんも適当に暇つぶしを、ドラリンはベラレッドさんからおやつ貰って!」


 という訳で僕らはハルクパーク博物館で暇つぶし&陛下待ち、

 例のハンバーガーショップでドリンクをいただきながら、ラブライスはアレだ、

 ロビーでライブのちらしを配っている、にゃんこキッズはどこか行った、陛下が来たら戻ってくるでしょ。


「さてハルク」「はいフィーナさん」

「今夜の『秘祭』とやらの内容は」「映像を見て察して下さい」

「わたくしはどうしても駄目ですの?」「こればっかりは、ごめんなさい」


 年に1度、

 そういう日を作りたいのです、

 もし見つかれば、他の異世界人とも……


(ハルカひい婆ちゃんと、行きたかったなあ)


 まあ時系列的に無理だけれども。


「そういえばハルク、陛下が帰り間際に贈り物があるそうだ」

「えっ陛下からですか、勲章か何か?」「もっと凄いものだそうだ」

「嫌ですよ公爵に格上げとか」「もっと具体的な物らしい」「具体的ねえ」


 いったい陛下は僕に、

 何をくれようとしているのだろうか……???

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