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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第188話 なぜか造った施設からのそれぞれの身内

「ねえハルク、なんなのよここ」

「姉上、僕もなぜだかよくわからないけど造っちゃいました、プロレスアリーナ」

「相撲場とは違うの?」「確かに屋外のあれを室内にしたサイズですが、普段は四角いリングを設置します」


 ハルクパークのちょっとしたスペース、

 中途半端な空き地があり場所的にもそこそこな立地だったため、

 公園付属のミニ体育館を、と思ったが『プロレス場《アリーナ》』なら安く建てられた。


(相撲の巡業、すなわち花相撲ならここでも良いな)


 本場所は例の地下闘技場でも良いかも、

 屋外の相撲場は雨が降ると、アレだからね、

 住民が増えるとチケットも取りづらくなるだろうから。


「でハルク、今はこうして」

「うん、プロレス以外にもライブやこういうディナーパーティーにも使おうと思って夕食を」

「パーティーって言ってもハルク以外は私だけじゃないのよ」「今夜はみんな、身内の日らしいんだ」


 陛下が明日朝帰るというので、

 派手にお別れ会でもやりますかって聞いたら、

 今夜は家族で、あのタワマンの自宅(別荘か)で食事したいと。


(その流れで、アイリス姫も叔父のダンバムさん一家と食事です)


 結局ダンバムさん一家も新タワマンに家を、

 別荘を貰うことになった、あくまで陛下の護衛としてね、

 そっちの購入祝いというか引っ越し祝いというか、当然フィーナさんも姫と一緒である。


「まあハルクの身内はもう私しか」

「あちらのメイドを、たった1人の人間メイドを見てよ、僕の母です!」

「……なら一緒に食べさせなくて良いの?」「あの方がしっくりくるらしい」


 そして大量の黒猫獣人AIアンドロイド、

 一応はプロレス場なのでプロレスラー黒猫獣人が居て、

 それにもメイドさせているもんだからゴツいゴツい、でもちゃんと料理は運んでくれている。


「私も居ますよ」

「うん、ガーベラさんも身内だよ!」

「ていうかハルク、結構呼んでくれるのね私のこと」


 リリア姉さんまだちょっと、ばつが悪そう。


「だって仕方ないじゃない、あそこまで謝られたら」

「……子供にね、いつか会いたい」「それで丸くなっちゃったかあ」

「酷い事してごめんね実家では、あの時はそういう空気、雰囲気が……言い訳にならないわね」


 と言いつつ高級ローストビーフを食べている、

 パーティー会場としての試運用も兼ねてるからね、

 ちょっとしたパーティーを比較的お安くやれる会場としても貸します。


(天井から吊るされている四方向パネルテレビはめっちゃ気になるけど!)


 四方のお客様が客席から見られる、

 リングの上空にある大型ビジョンが、

 東西南北に向けて天井から吊るされている、アメリカの会場で昔あったな前世の話。


「それでハルク、あの画面にある『BCGP』て何の略なの」

「姉上、ブラックキャットガールズプロレスリングですよ、ハルクパークテレビにでも切り替えますか?」

「やめて、あれたまに私が映るから」「オンエアチェックが出来るから良いじゃないですか」「ここではやりたくない」


 母上が促されて生ハムチーズを持ってきてくれた、

 うちの黒猫も気を使ってくれるなあ、うん、サイダーのおつまみに最高だね!

 姉上はシャンパンか、別にここはお別れ会じゃないんだけど、いやむしろちゃんとした再会の宴かな。


「あっ曲が変わったわね」

「パワーホールからの爆勝宣言ですね、それはともかく」

「なあにハルク」「姉上をちゃんと許すつもりは無いですよ」「でしょうね」「まだ」「……まだ?」


 あっこの『デンジャラスハンバーグステーキ』美味しい、肉汁うまー。


「父上母上兄上にされた事は許せません、いくら無能だったとしても、そしてもう死にました」

「そうね」「だからって姉上を積極的に殺す気までもありません、ならば利用してしまおうと」

「貴族ならそれくらいのやり方は必要よ」「だから父上母上から教えて貰えなかった貴族としての立ち回りとか色々を」


 ふうっ、と軽くため息をついた姉上。


「ハルクだって、丸くなったんじゃない?」

「元々、だめ貴族でしたから、現に追放されるレベルだったし」

「わかったわ、私で手伝えることならなんだって、だから」「……だから?」


 お子さんを取り戻したいのかな?


「アイドルはもう卒業させて!」

「無理ですね、駄目です、それはそれでずっと続けて下さい」

「そんなあ」「ということでスペシャルゲストです」「えっ?!」


 入場ゲートからやってきたのは……!!


「リングが無いからといって油断してはいけないぱっぱ」

「場外乱闘の練習さまさま」「ちょっとひと暴れするひらひら」

「新しい会場には慣れておきたいすのすの」「ということで女子プロレスラーヴァージョンの、にゃんこキッズだよ!」


 青ざめる姉上!


「いやあああああああ!!!!!」」

「パーティーってこういうの盛り上がるよね? ねっ??」

「やっぱりハルク、あんた私のこと嫌いでしょ!!」「これもまあ『ざまぁ』ってことで!!」


 気が付いたらキャメルクラッチされてら。


========================================================


 一方その頃、とある公園では……


「スミッペでぇーす」「アヤッペでぇーーっす」

「あ、あんた達はぁ!」「スージー様、敵です!」

「ちょ待ってよ、ここで4人でバーベキューしてこいって」「ほら肉、あと焼きおにぎり!!」


 ラブライス! と一緒に来た、

 黒猫獣人ベラドンナがバーベキューセットを出す。


「こ、これは、ハルクが?!」

「まあそんな所ですね、園長が『今夜は身内の日』だと」

「それで、この露出が酷いスミッペ、アヤッペが……身内?」


 困惑の表情のケティ。


「一時的にそうだったじゃないの」

「とにかくせっかくの機会よ、さあ焼いて食べるわよ!」

「特別に巨大マショマロも御用意しましたよ」「あっ、ありがとう黒猫さん」「いえいえスージーさん」


 こうして『身内の会』そのおこぼれを貰った旧婚約者組なのであった。

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