第170話 黒猫城の主からのマダム登場
「いよいよここ、黒猫城の主様との御面会です、くれぐれも失礼の無いように」
ガーベラさんに念を押され、
大きなお城その最上階にある部屋へ通される、
本当に豪華だ、そして玉座に鎮座する、めっちゃ着飾った黒猫獣人の女王様。
(いや、あの装備だけで、ちょっとしたお屋敷を買えそうだ)
そして侍女2人(こっちも黒猫獣人)に重そうな服を、
両サイドから持ち上げて貰いながらしずしずと歩いてきた、
凄い気品だ、まさに女王、中の黒猫獣人もフィーナさんクラスの巨女だ。
「ようこそ黒猫場へ! わたくしは城主であるマダムベラよ」
うん、谷間がしゅごい。
「アイリスですわ」「ふふ、可愛いお姫様ね」
「フィーナと申す」「素敵なお姉さまね、ようこそ」
「ハルクです」「園長、希望通りかしら?」「まあ、そうですね」
改めて近くで見ると、
すっげえ妖艶なメイクだ。
「あら、ハルク様、希望とは何ですの?」
「ハルク、姫に説明を」「はいフィーナさん」
「それより先に記念撮影はいかが?」「あっはい、それじゃあ」
ということでパシャリ、
これ出口で有料で売るやつだな、
撮影が終わった所で説明を2人にする僕。
「そもそもここはドワーフ国やエルフ村みたいに黒猫獣人の集落にするつもりでした、
それで陛下に爵位を貰って黒猫獣人の貴族を作り、地位を確かなものにしたかったのがAプラン、
ただそれが無理っぽいのでBプランとして黒猫獣人のお城を造って、そこを遊園地にしてしまおうと」
でガーベラさんに任せたら千葉のあそこみたいになっちゃった、と。
「それにしてもお城が巨大すぎますわ」
「うん、雨でも遊べる室内遊園地がコンセプトだからね」
「だったら地下駅にした方が良かったのでは」「フィーナさん、ワクワク感は残したいので」
そして黒猫獣人をここでは増やせるだけ増やしたい、
もちろん従業員としてもだけど立派な戦力にもなる、
あとハルクパークで同じ個体のAIアンドロイドが働きすぎて住民を不安にさせるから交代用意としてここから。
(あっそれだとマダムベラさんの交代要員も必要か)
と、ガーベラさんを見る。
「園長、例の機能は付けますか」
「いや需要あるのそれ」「園長にあれば」
「ええっとマダムベラさんが休みの時は誰が」
奥からもう一体出てきた!
「ごきげんよう、私はマダムベラの娘、プリンセスベラよ」
「かーわいいー」「将来は、大人になったらここを継ぐの、よろしくね」
「アイリス姫と同じくらいの黒猫獣人かな」「アイリスよ、お友達になりましょう」「ええもちろん!」
大きいイベントの日は揃い踏みさせるのも良いな、
ていうか細かいカスタマイズであんまり前世のあの遊園地っぽさになり過ぎないようにしないと、
いくら異世界だからって僕の良心が痛む、あと見えない何かの力で怒られそう、詳しくはわからないけど。
「では園長、室内アトラクションを見て回りましょう」
「うん、室内コースターとかありそうだね、少しだけ外にも出る感じの」
「よくご存じで」「ごめん、実はお城の外観でちらっと見えた」「暴風雨の時はコース変更であそこは通りませんよ」
ということで、
マダム&プリンセスとお別れして、
巨大なお城型遊園地の室内部分を楽しんだが何があったかというと……
・ティーカップしかも球体の中で360度回るコース
・猫型ライドに乗ってネズミの的を撃つシューティング
・トリックアート&室内間違い探しルーム、姫が見つけるの上手だった
・黒猫BANDによるミュージックミニライブ、1万曲からランダムで3曲
・5種類選べるお化け屋敷、上級向けは心臓の弱い方はお控え下さい、裏コースも2つアリ
・全方向スクリーン立体映像で黒猫海賊の一員になって活躍する物語、ラスボス戦はお客さんからランダムで1人が戦う
・黒猫電流ピキピキ棒(持つのはしっぽ)
・黒猫ミュージカルってこれ例のアレを丸パクリじゃん知らないぞ怒られても
・トロッコに乗って宝さがしアドベンチャー、謎解きクイズで正解を選び続けるとお宝が!
などなど、他にも盛りだくさん!
建設中エリアもあるし地下もまだまだ空間が余っているので、
僕がアイディアを出せばすぐに実行してくれるらしい、ただし全年齢向け。
(大人の遊園地もいやなんでもない)
それは僕が20歳を超えたら、
改めてこっそり造ってしまおう。
とかなんとか遊んでいると夕食の時間に!
「では園長、黒猫晩餐会へ行きましょう」
「えっ何それ、最後は僕らが餌にされるアトラクション?!」
「良いですねお化け屋敷とは別で造りましょうか」「うーん、ホラー系ライドもアリだね」
ということで夕食である。




