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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第168話 サファリパークからのお城みたいなあそこは……

「うおっ、ジープだジープだ」

「はい、8名様までのお客様はこちらに乗っていただいて」

「じゃあ、あっちの大型バスは」「団体客用、32人乗りですね」


 イザベラさんと別れてサファリパークに到着、

 ガーベラさんの案内で新設中の、いや箱はもう出来たらしい、

 地上駅も完成している、とにかく僕と姫とフィーナさんで見学に来た。


「ガーベラ様、ハルクパーク内の飼育施設とは、どう違いますの?」

「はいアイリスさん、地域猫や地域竜のように放し飼いできない魔物の飼育エリアですね」

「ちなみに流れているこの曲は」「あっフィーナさんここは僕が、ひい婆ちゃんの子守唄です」


 静岡のサファリパークの曲だ、

 オリジナルは30秒で終わる短さだが、

 AIの編曲によって4分30秒になっている、歌詞も勝手に増やして。


(前世だったら確実に怒られてるな)


 でも個人的にはテンションが上がる、

 ということで早速ジープに、って姫がお土産売りばに!

 早速、魔物クッキーに心を奪われている、色んな魔物の形をした。


「姫、それ買ってあげますからパーク内を先に」

「ぬいぐるみがいっぱいですわあ」「だーかーらー」

「ハルク、こっちを先にしよう」「あっはいフィーナさんがそう言うなら」


 発送にすれば良いか、

 あんまりでかいぬいぐるみは、

 場所取るんだけどなあ……ドーム都市の屋敷にでも置くか。


(ていうか、でかいもふもふなら地域猫が居るのに)


 いや最近は孤児院の子らが独占みたいになってるって聞いたな、

 親猫も困ってるとか、あんまり酷いなら時間で区切って隔離でも、

 いや今後は学校があるか、授業中は解放されるだろうから、その間はそっとしてあげよう。


「まあハルク様、これは何ですの?」

「プラモデルだね、ドラゴンシリーズかあ」

「ハルク、これは」「サラマンダーの動くおもちゃですよ」


 などとお付き合い、

 買った商品は運搬用黒猫ドローンに乗せて、

 僕らはようやくジープに乗る、運転はガーベラさん自ら。


「開園したら運転は」

「無人運転でも良いのですが、運転用黒猫獣人を」

「名前は」「ミケベラ、クロベラ、ニャベラ、ドラベラなど」


 出発しているジープを並んで見送ってくれている、

 そして檻のゲートが開いて中へ、最初は草食系の魔物かな、

 人を積極的に襲わないやつ、いやそれはもはや、単なる動物では?


「あまり見ない魔物ですわ」

「ああ、図鑑でも見た覚えが無い」

「ガーディアンライノですね、とにかく硬い魔物ですが個体数が200程に」


 そうそう、

 このままだと絶滅するっていうのを、

 保護するためのサファリパークだったここ。


(しばらくは無害な魔物かな)


 続いてスクリュージラァフ、

 ポイズンオストリッチなどなど、

 次々とエリアを進むと目の前に広がったのが……


「あっ、巨大湖!」

「はい、人工で造りました、いま見えているのはコンスピラシーオッターですね」

「初めて見る魔物ですわあ」「ハルク、新発見ではないのか」「でしょうねえ、このあたりはそういうの多いみたいです」


 元々が人が奥へ入れない森だったからね。


「園長、残念ながら海の魔物は無理ですが、将来、空飛ぶ魔物を」

「いやそれ、どれだけ大きな鳥籠が必要なんですか」「卵から育てればあるいは」

「ああ、それなら飼えるかもですね」「時間はかかりますが」「うん、考えておくよ」


 そういえば前世でやったこのゲーム、

 ダウンロードでアップデートしたときに、

 確か『浮遊島』とか買えたな、そこで飼う手もあるか。


「湖の先は本当に危険な魔物です」

「えっ魔王とか?!」「さすがにそれは」

「危険マークの標識がありますわ」「出入口も頑丈だな」


 相当ヤバそうだ。


「かなり凶暴なので覚悟して下さいね、ジープのスピードも上げます!」


 こうして本当にヤバく、

 それでいて希少な魔物を観て回った、

 いやほんと前世で見た恐竜映画を思い出したよ。


(恐怖と物珍しさが同居する時間でした!)


 デンジャラスゾーンを姫は意外と楽しんでくれた、

 むしろ僕の方がビビっていたくらいだけれどアレだ、

 僕が『忌地』へ落とされた時に群がって来た魔物に比べたら、まあね。


(こっちはほら、安全が最初から担保されているから)


 ということで危険地域を抜けると……


「まあハルク様、お城が」

「あっ、もうあんなに出来ているんだ」

「ハルク、あそこは何だ」「黒猫獣人の家ですよ」「「家??」」


 姫とフィーナさんが思わず声を合せちゃったよ。


「前に、ウチの黒猫獣人に爵位をって言って駄目っぽかったんで、

 もう1つのBプランとして、あそこに予定通り黒猫獣人の貴族邸を造ったうえで、

 黒猫獣人がみんなをもてなす遊園地にするんだ、あの巨大なお城は室内部分ということで」


 そう、黒猫獣人ランド、

 その名も『ベラランド』だ!!

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