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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第164話 熱烈歓迎からの熱烈歓迎

「あっ、みんな熱烈歓迎されている」


 ドーム都市ことロルフドームに地下鉄で到着、

 中央広場たる、ひいお爺ちゃんの像の前で早速歓迎会か、

 黒猫獣人メイドが屋外に置いた料理でおもてなしの真っ最中。


(ようこそロルフドームへって横断幕まで出てるな)


 幕が掛けられているのが領主邸なのは気にしない、

 いや普通は街灯とかにだな、とか考えて近づいていくと、

 旧領民から現領民へと復帰してくれた皆さんがわらわらと。


「ハルク辺境伯! ハルク辺境伯様じゃないか!!」

「噂は聞いていました、いや、噂を聞いて来ましたっ!」

「ウィリパテル辺境伯は、ウィリアヒル家は復活なされたのですね?!」


 なんだか逆に僕が熱烈歓迎されているみたいに囲まれた、

 元の旧辺境伯邸があった城塞都市でも僕はここまで住民には、

 いやもちろん街を歩いていて石を投げられるようなことは無かったけど。


(むしろ空気だった……)


 まあ唯一の生き残りだからね辺境伯の、

 いや姉上が居るか、と見回すと居た居た、

 普通の貴族の格好で、って3人も居るぞ?!


「……何やってるんですかアヤッペさん、スミッペさん」

「あ、あくまでもこれは助っ人としてですわ、お手伝いですの」

「そうですわ、あちらにマネージャーが、言われて皆さんの歓迎を」


 元侯爵家のお嬢様だったっけ、

 ってもうそんな年齢じゃないけれども、

 きっちりとした貴族の格好、厚化粧が凄い。


(まあいいや、こういう営業なのだろう)


 珍しく安心させてやるか。


「じゃあ今日はよろしくお願いしますね、僕の大切な領民のために」

「も、もちろんですわ」「今日は怖い先輩もおりませんことですし!」

「あー、にゃんこキッズに言いつけてやろっと」「「ひいっっ!!」」


 怯えて抱き合ってら、

 どんだけ怖いのあの淫獣4匹、

 いやこの姉妹は元々、懲罰というか服役で来ているようなものだからね。


(いわば看守みたいなもんか、あの着ぐるみカルテット)


 しっかり教育してくれているようで何よりだ。


「じょ、冗談ですわ」

「ちょっと口が滑っただけですわよ?」

「わかってますよ、本気だったら身体が腐り始めているでしょうから」


 そう、エンシェントドラゴンの呪いで、

 反抗的な態度を取るとそういう目にあう、

 でもまあ、これくらいの軽口なら居ない所でなら許そう。


(ていうか、住民は彼女達の悪事は知らないのか)


 あくまで辺境伯家内で起きた事らしいし、

 もしある程度知っていてもラブライス! の衣装を見たら、

 あまりにも哀れで許して貰えるかも知れない、って僕の姉上は?


(知り合いの住民と話し込んでるな、相手は元要職だったのかも?)


 よく見ると見覚えがあったような気も、

 まあウチはとにかく儲かっていたから変な連中も出入りしていた、

 その最終的な、究極系が目の間のこの熟女姉妹だったのだろう、僕が追放されてからだけど。


「じゃあリリッペと3人、今日はお任せしますからよろしくお願いしますね」

「「はいっっ!!」」「あっ、あっちの子供がふらふらとどっか行っちゃうよ」

「お待ちなさいですわ」「こちらに美味しいお菓子がありますわよ~、おほほほほ」


 ベラマネさんも大きく頷いている、

 それはそうと僕の実の母上はどこだ、

 ええっと、あっ居た居た、領主邸のテラスでドラモンにおやつをあげてら。


(今ここに、人間のメイドは母上だけだから、わかりやすいね)


 ていうかこっちの黒猫獣人、

 普通に受け入れられて良かったよ、

 そして今度は本当に見知った顔がやってきた。


「ハルク坊ちゃん、立派になられて」

「ああっ、元家庭教師のレナールさん!」

「こちらに来てしまいましたわ」「いやそんな、残念なことに」


 まあ城塞都市の崩壊は父上兄上のせいだけど、だよね?


「ハルクパークの塔の、抽選で落ちてしまって」

「えっそっち? ていうか、そんなことになってたんですか」

「それでも地下鉄というもので、すぐに行き来できるようですわね」


 イザベラさん見たら頷いてら、

 なるほど、あっちはもう満杯なのか、

 もちろん出遅れたせいもあるのだろうけど。


(あっ、地下鉄の出入口から『2仲尾《になかお》』が出てきた!)


 2匹の仲が良い尾っぽの獣人、略して『になかお』ね。


「今から地下鉄を案内するでごぜーますよ」

「観てみたい方は、ついてきてくださーーー!」

「よし、では私が警備でついていこう」「あっダンバムさん、よろしくお願いします」


 姫&フィーナさんと一緒に、

 僕とは別で領民のお相手をしてくれていました、

 さて僕は……僕で、あの領主邸に入って、しっかりお話しよう、そう、実の母上と。

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