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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第163話 昔の城塞都市からのお迎えだったのに

「この若いハルカひい婆ちゃん像の前で待っていれば良いんですよねイザベラさん」

「はい、獣人・亜人と一緒に住みたくない、以前とほぼ同じ生活が良いという方々のために」

「でもドラゴンに乗って来るんですよね」「それはまあ、致し方無いかと、陛下の命令ということにもなっていますし」


 ということで並んで待つ僕と姫とフィーナさん。


「この街も賑わうと良いですわね」

「うん、ただ父上や兄上が居ないのが不満に思われたらどうしよう」

「ハルク、あの痴女もとい姉上とかいうのは」「リリッペは正装でドームの方だっけ」


 イザベラさんを見る。


「はい、ダンバムさんと一緒ですね、あと……」

「黒猫獣人メイドもだっけ」「に混じって園長のお母様も」

「大丈夫かな」「一応、あそこで獣人はメイドだけなのでその顔見世ついでに」


 あとは地下鉄に例の子供獣人の鉄道警察コンビも居るけどね、

 それくらいなら許すけど獣人亜人とはあまり、というのがドームに住んで、

 いやいや1匹たりとも視界に入れたくない、という領民がこっちへ来る想定。


(街を護る黒猫獣人AIアンドロイドは基本、城壁の外です!)


 昔のゴーレムと同じ立ち位置。


「あっそうだ、こっちの黒猫獣人ってゴーレムの格好とかさせられますか?」

「着ぐるみですか」「どっちかというと鋼の鎧みたいな、錬金術は使わないけど」

「予算がかかりますが可能です、が、そんなことしなくても以前のゴーレムに近い大きさまで巨大化できますよ」


 その説明はちらっと聞いたなあ。


「でもやっぱり『前と同じ』が良いって住民が居た時の場合には」

「わかりました、でも秘宝が」「うん、ガーベラさんに預けてサファリパークだね今」

「その後は奥に」「だから今日は様子見で、あっ来た来た、白い竜、ドラミンの方かあ」


 降りてきた背中に乗っているのは、

 ご老人ばかり9人かあ、ってイザベラさん居て大丈夫かな、

 フィーナさんが降りる手伝いをしている、僕もやらなきゃね。


「……お足元、気を付けて」

「どうも、ほんに懐かしいねえ爺さんや」

「ああ婆さん、戻ってきた感じがするのう」


 老夫婦4組にお婆さん1人かあ、

 改めてみなさんに僕から説明をば。


「ようこそいらっしゃいました、ここはウィリパテルタウンです、

 以前の城塞都市を模して造ってあります、とはいえ中央の領主邸は駅ですが、

 それ以外は以前と同じように過ごせる感じにしてあります、あとこちらでは……」


 とまあ粗方説明し終わると、

 住民のお年寄りからもお言葉が。


「トイレはどこかのう」

「温かいものが食べたいのだが」

「住居はどこを」「では順に、まずは駅に入って下さい」


 とりあえずトイレの場所を教え、

 自販機で温かいうどんやおそばを振る舞う、

 この中だけは異世界の最新技術だ、そして住民カードの手続きをイザベラさんが。


(特に獣人だからって嫌がるそぶりは無いな)


 そういった方々はこの後かな、

 ドラミンは外で姫とフィーナさんから、

 例のおやつ、チュルチュルゼリーを貰っている。


「それで皆さん、住居の希望は」

「静かな所がええのう、なあ婆さんや」

「とにかく元の生活に」「はいはい、皆さんでしたら年金も支給されますから」


 これホームヘルパーとか雇うかな、

 黒猫獣人が使えれば良いんだけれど、

 そのあたり確認をしてみようか9人だし。


「ええっと皆さん、黒猫獣人に抵抗は」

「そこまでは」「いえ特には」「ワシは構わん」

「静かに暮らせる場所なら何でも」「平気ですぞい」


 結局、みんな大丈夫みたいだ。


「ええっとイザベラさん、とりあえず手配を」

「では周辺警備のをこちらに回しましょう、通常サイズで」

「あっでも今後来る住民が」「以上ですよ」「えっ」「この9人で終了です」


 ……実は余計な心配だったのかも?


「獣人嫌いを集めたんじゃ」

「その体《てい》でしたが、どちらかというと昔のままのオリジナリティに拘る方々、

 あとはそっと静かに暮らしたい方々ですね」「他の住民は」「やはり便利な方が良いみたいで」


 結局は前世の技術が、

 獣人亜人への抵抗より勝ってしまう感じなのか、

 仕方ないね便利だもの、ということはひょっとして……


「じゃあイザベラさん、移住先で一番人気は」

「やはりタワマンですね、高い階ほど希望者が多くて」

「やっぱそうなっちゃうのかあ」「ドーム都市も、それなりに」


 うーん、こっちどうしよう、

 まあ元住民以外の移民の受け入れ先かな。


「それで園長、予定の歓迎会は」

「9人でもやりますよ、町長も決めないと」

「辺境伯様が町長では」「お爺さんごめんなさい、僕は全体の長なので、立候補は居ますかー?」


 ……シーンとしちゃった。


「仕方ない、じゃあ仮で黒猫獣人に」


 もういっそここは、

 老後のAIアンドロイドがお世話する施設にするかな全体で!!

 世の中、想定通り、思った通りにはならないものだ、まあいっか住民が幸せならば。


「ドーム都市は今、どうなっています?」

「あちらもあちらで盛況のようですよ、43名です」

「うーん、あっちも後で挨拶に行くかあ」「ですねっ」

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