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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第160話 ハルクパークの立ち位置からのふとした疑問

「なるほど、それで遅くまで国営ラジオにつきあっていたのだな」

「はいフィーナさん、まあ僕の国営ラジオでの出番はもう当分ないでしょ」

「でもニュースで声は流れそうですわ」「アイリス、それはまあ仕方ないかな」


 と家族3人?

 今の所はね、実の母上はまだ心が硬い、

 いや心の準備が出来てないんだろう、姉上は……


(一応は、出戻りってことになるのかな)


 嫁いだ先を追放されて戻ってきた、

 とばれば責任を取るのは僕になるのかな、

 本当に嫌で嫌いならあの元辺境伯邸廃墟へ捨てれば良いんだけど……


(結局、ラブライス! に吸収しちゃったな)


 とにかく、今現在の正式な家族での食事、

 料亭での水炊き懐石がとっても美味しくて、

 あれ以上のものを食べたいと言ったらガーベラさんがカンダベラさんに造らせてくれた、それが今夜の夕食。


「園長いかがですか?」

「はいガーベラさん、この『うなぎとはもの懐石』は素晴らしいです」

「うむ、濃厚で少ない量でも満足できる料理が次々出てくるな」「最高ですわ」


 フィーナさんアイリスも大満足、

 カンダベラさん、はもの骨切り技術は文句なしだった、

 今はデザートの水まんじゅうを用意してくれている、料亭以上の味だなこれ。


「それでハルク、陛下との公開会談だが」

「あっはい、あの国営ラジオのことですよね」

「つまりの所、ここハルクパークの立ち位置をどうしたいのか確認させてくれ」


 前もちょこっと言った記憶が、

 確認だからあれから心境の変化があったかどうか、

 もっと言えば陛下にたぶらかされていないか、といった確認か。


「基本的には以前の、前の辺境伯家と立ち位置は変らなくて良いんじゃないかと、

 ただし、詳しい理由や原因はわかりませんが、ひい婆ちゃんが、ハルカ婆ちゃんが死んでから、

 ウチの辺境伯はおかしくなったっていうか、このあたり、詳しい様子は……知っておくべきなのかなあ?」


 と、ガーベラさんを見る。


「大きな力は奪い合いになるものかと、そのあたりは難しいところです」

「例えば、もっと早く、秘宝は僕でないといけないとハルカ婆ちゃんが」

「無理でしょうね、現に亡くなったとたん、ああなりましたから」「うーん」


 言っても無駄な感じだったのか。


「どうしてもというのであれば証言者を連れて来られますが」

「えっまだ裏切りの当事者が?」「いかがなさいましょうか」

「……あっそうか、当時のゴーレムの映像が」「園長の判断にお任せしますよ」


 水まんじゅうが並べられる中、

 アイリス姫が僕の顔を真っ直ぐに見る。


「もう終わった事など、どうでも良いではありませんか」

「ま、まあそうだよね」「将来聞きたくなったら、わたくしとフィーナで説明致しますの」

「そうだ、そのあたりの情報収集は私たちでしでにやっている」「あっ、今日はひょっとして」


 僕のラジオゲスト収録中、

 移住してきた元住民から話を聞いてたんだろうか、

 当時のメイドとかも居るらしいし、最後に避難した何人か。


(改めて雇うかって話はまだ来てないなあ)


 移住したてだからね、

 まあこっちはいいかな、

 黒猫獣人の方が色々とありがたい。


「園長、あと他に疑問はありませんか?」

「はいガーベラさん、ふとした疑問を、まずは病院の『お姉ちゃん科』は」

「人気ですね、原因不明の病気や実は病気じゃない人とか判明しますし」「さすが総合科」


 あと混んでる科の逃げ道にもなるし。


「下手な医科より混んでますよ」

「あっそうか、話相手にも最適だろうからねっ」

「他には園長」「んー、あっそうだ、陛下っていつまで居るの」


 お忍びなんだから、

 あんまり長く居るのは不味いだろう。


「建前上は『旧領民が戻るのを見届ける』だそうで」

「希望者だけだけどね」「雨で延期もありましたが、それも明日でほぼ全て」

「じゃあ陛下もぼちぼち」「それで明後日、ドームとタウンで式典もありますが陛下もお呼びしますか?」


 父上や兄上が死んだ今、

 あと御爺様もか、旧領民を安心させるのは、

 僕じゃなく陛下かも知れない、あとこれは余計かも知れないけど……


「陛下プラス、利用できるものはみんな利用したいので」

「宰相閣下もですか」「いえ姉上ですよ」「あの破廉恥な格好させられている」

「ガーベラさん言いますね、まあその時だけマトモな、出戻り辺境伯家長女の格好をさせてあげて下さい」


 それで頭でも下げさせりゃ、

 僕の存在すら気にしてなかった旧領民とか、

 少しは安心するだろう、まあ最も大きいのは陛下の後光だろうけど。


「ふむ、では陛下は明後日でお役御免か」

「ですねフィーナさん、あくまで僕らの立場ですが」

「では叔父様とも、ですわね」「姫、寂しい?」「またいらして欲しいですわ、イトコとも」


 僕の知らない間に、

 仲良くなったのかな?

 陛下や宰相の子供とも仲良くしてたって聞くし。


「わかりました、陛下が王城へ帰る日を伺っておきましょう」

「ガーベラさん的には」「国営放送の収録はほぼ大丈夫ですね」

「もうそんなに収録を」「足りない分が発生したら王都まで出張してきますよ」


 その手があったか。


「では私から聞きたいことが」

「ガーベラさん、教えてあげて下さい」

「はい、園長の側室フィーナさんどうぞ」


 そしてなぜか僕を見る。


「AIとは、何だ」

「わたくしも、知りたいですわ」


 あーーーー、

 そこに触れられちゃったかあ。


「園長、どうしましょう」

「うーん、ガーベラさん、教えてあげて」

「長くなりますよ」「だそうです」「構わん」「ですわ」


 少し僕の正体が、

 剥がされてしまう予感!

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