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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第152話 せっかくある会議室からの地下鉄おさらい 中編

「それで園長、路線が2つになるのでそれぞれの正式名称を」

「うーん、東西線と南北線で良くない?」「わかりました、それで表記させましょう」

「えっ今すぐ?!」「正式に南北線が開通したらですね」「あっそうかベラドンナさん、まだだった」


 例の両腕ドリルな黒猫獣人アンドロイドが、

 今も絶賛工事中のはず、ということで今度は新線の方だ、

 スクリーンの上空地図を確認して、開閉式ドーム都市が外見はもう完成している。


「まずは北方面から、園長、お願いします」

「うん、名前を、正式名称をウィリパテルドームにしたいんだけど」

「ふむ、やはり元の辺境伯領の名前があると安心させられると」「ですね」


 ここでアイリスが挙手。


「どうしたの」「しかしハルク様、その奥に更に街を造られるのですよね?」

「うん、元の城塞都市の縮小版」「そちらの方を旧名にした方がよろしくて?」

「うーん、じゃあそっちは『旧ウィリパテル』にするとか」「後に造るのにですの?」


 順番的にはそうなるか。


「じゃあドームを『ニューウィリパテル』に、城塞都市をウィリパテルタウンに」

「紛らわしくは無いか」「ダンバムさん、ニューが付いていてもですか」「兄や父の名前は」

「うーん僕を追放した連中ですし」「領民にはあまり関係ないと思うが」「だったらハルカドームかなあ」


 でもそれもハルクパークと紛らわしいか、

 ここ、そういうの言い始めたらきりがないな。


「ハルカ様の旦那様のお名前は?」

「ひい爺ちゃんか、ええっと確かロルフだっけ」

「でしたらロルフドームでよろしくて?」「じゃあ正式名称はそれで、姫の案、採用!」


 とはいっても住民ピンと来ないだろうな、

 よっぽどの年寄りでないと……で城塞都市はウィリパテルタウンでいいか、

 上空からの映像だとすでに整地されているようだ、仕事が早いなあ、昔の6~7割くらいの大きさかな?


「ハルク殿、ここにもゴーレムを」

「ダンバムさんそれですが、ベラドンナさん」「はい」

「城壁防衛タイプの、昔のゴーレムサイズの黒猫獣人って」「居ますよ」


 まあベラミロードが縮小可能なんだから、

 同じように中サイズも可能か、8体くらい買おう、

 確か旧辺境伯領の城塞都市も八方向にポジション取ってたはずだし。


(種族的には大型黒猫獣人ってことで)


 アイリスが再び挙手。


「こちらにも領主のお屋敷は造られるのでしょうか」

「んー、再現するならそうだけどロルフドームの方にも領主邸は造っちゃってるからなあ」

「ではハルク、公共施設にするか」「いっそ地下鉄の駅にしましょう、地上部分はそれこそ屋内公園にするなり宿にするなり」


 親戚が生き残ってたら、そっちの領主邸にもできるんだけどね、

 そういや僕を追放した後、兄に何かあったら姉の旦那が継ぐ予定だったんだっけ、

 でもその姉も追放されたから、さすがにそのコネは使えないっていうか使わない方が良さそう。


「園長、そこから先は」

「ずーっと進めば旧辺境伯領の廃墟まで伸ばせられるよね?」

「はい、エルフ農園方面の線路からも伸ばせば行けますが」「2線繋げてもねえ」


 まあ、そっちはおいおい。


「それで園長、ガーベラが造りたい駅があるそうですよ」

「どんな駅ですか?」「小さな公園の前の駅、地下でも良いですが」

「場所は」「ええっと、こちらですね、スライドします」「……あった、ちっちゃっ」


 めっちゃ小さい公園がある、

 上空から見るとかろうじてトイレが確認できるな。


「旧辺境伯領の城塞都市まで繋げるとなると、途中があまりにも何も無いので」

「トラブルが起きたときのための無人駅ですか」「信号所のようなものですね」

「単一線路だと、電車がすれ違う場所が必要になりますからね」「よろしいでしょうか」「うん、いいよ」


 あれ?

 この公園、人影が2つ見えるような、

 調査の黒猫獣人かな、まあいいや気のせいかも知れないし。


「園長、次は南を」

「うん、球技場まではさくっと繋げて、あの鉄道警察官は腰が弱点だよね」

「もう1人増やすなら、ネコちゃんキャラでも」「黒猫獣人だし、いや怒られるからベラミク」


 やばい、またみんなをぽかんとさせる。


「それでその先はサファリパークですよね」

「大きな湖付きのね、このあたりから地上駅かな、それで周辺の色んな魔物を集めて保護しよう」

「ハルク、魔物をわざわざ保護する意味は」「はいフィーナさん、滅びそうな希少魔物は助けたいなと」


 ウチの地域にゃんこも、

 確か天然記念物レベルだったはず。


「楽しそうですわあ」「その先は競馬場、ってお客さん来るかなあ」

「ハルク殿、我々騎士団の練習場を大規模に造ってくれるのか、しかしそれで客は」

「あっ、それでも良いんですが、馬を走らせて競走させ、お客さんに賭けさせます、賭博《ギャンブル》です」


 考え込むダンバムさん。


「賭博場は陛下の許可が要るが」

「売り上げの75%が配当、25%から運営費を抜いた分、全体の10%ですね、それを国に」

「1割か、少ないな」「運営費はこっち持ちですし、赤字でも売り上げから渡すお金は減らしませんから」


 騎手を黒猫獣人にしたら完璧かな。


「そうか、陛下と相談して欲しい」

「で、ここから先に造ろうと考えている2つの駅、施設がありましてね、それは……」


 長いのでこの話、

 もうちょっと続けよう、

 物語だと前編中編後編になっちゃうけど!!

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