第149話 お互いに反省からの秘宝を預ける
「園長、これはお互いに反省する所なのですが」
「なんですかガーベラさん改まって、姫とフィーナさんが居なくなってから」
「ウメエ、ヤッパコレハウメエ、サイコウダゼ」「ワタシモ、ワタシニモオオオオ!!!」
昼食後ハルクパークレジデンス1号館の屋上へ戻った僕ら、
運んでくれたドラモンに改めて『竜病みつきチュルチュルゼリー』をあげつつ、
フィーナさんとアイリス姫が降りていったタイミングでガーベラさんに話しかけられた。
「最近、前世のネタを連発し過ぎで誰もついてこれません」
「まあね、姫もフィーナさんも、ぽかんとしていたっていうか」
「マモチャンベラとかイケチャンベラとか前世のとある人気深夜ラジオ初期の」「先々代園長が絡んでたんだっけ」
とはいえ僕もよく思い出せない、
ただなんとなく、かろうじてE福Bという人も関係していたような、
何か思い出せそうだけど、う、ううっ、あ、頭がああああ……やめとこ。
「とにかく園長、他人を置いてけぼりにする前世ネタは控えましょう」
「まあ僕のせいかって言われたら、確かに古いネタ多いよね、め●ん一刻とか」
「ぐぐって貰う醍醐味もありますけどね『になかお』とか」「ガーベラさん、それ以上はもう、やめときましょう」
おっと手が滑って、
ホーリードラゴンの口にもチュルチュルゼリーが。
「ンマーーーイ!!!」
「ワザトダ、ゼッテーワザトダ」
「いいじゃない夫婦なんだから、でガーベラさん」「はいはい」
なんだかんだドラゴンに、
交互にゼリーをあげならが。
「ドラリンが来た事はドラール、ドラルマは」
「ラスカルがお伝えしました、ドラルマは喜んでいましたが」
「えっドラールは」「挨拶も無いのかと」「こわっ」「ですのでイシカワナオベラさん経由で伝えましたドラリンさんに」
青赤の貴公子にスプーン持たせたのか、
ってこの名前も前世のネタだよな憶えてる。
「前世ネタ控えるって言っても、お昼に球技場で買った『青赤焼肉弁当』は美味しかったです」
「アイリスさんは隣の『国立弁當』が気に入っていましたが」「旧国立競技場の、メインがエビフライのやつね」
「フィーナさんは手当たり次第に買って食べていましたね」「足りなくてカップラーメンまで、ってオリジナルの弁当でも開発するかあ」
ハルク弁当、アイリス弁当、フィーナ弁当とか。
「それで園長」
「今度はガーベラさんからですか」
「造りかけのドーム都市を完成させてきます」「あっ忘れてた」
正確には忘れかけてました。
「ですので秘宝を」
「はいはい、じゃあおやつはこれで」
「ヤダイヤダイ」「モット、モットヨ!」「んもう、じゃあもうちょっとだけ」
外ではドラリンが慌ててスタジアムの方へ飛ぶのが見えた。
「ついでに球技場方面の整備も」
「えっもうサファリパーク造っちゃう?!」
「お任せ頂ければ」「ま、まあ、破産しない程度に」「競馬場は」「まだかな、駅だけはよろしく」
まだ馬の手配もしてないし。
「それと、もうひとつ」
「はい、あっ競馬で思い出した、ドラリン用に兵器型黒猫AIアンドロイドを」
「ベラミロード型ですね」「名前はベルラップでいいや、って2体目はめっちゃ魔石かかるんでしたっけ、じゃあやっぱ様子見で」
おやつもっと寄越せって反乱起こしてからでも遅くは無い。
「園長、人間の移住者が一気に増えました」「うん、そうだね」
「ですので人間にもアルバイトを雇おうかと」「えっまだ雇ってないの?」
「来たばっかりですから」「じゃあリクルートセンターでも造るか」「それも含めて雇用はお任せ頂きますか?」
むしろウェアウルフとか、
勝手に働いてた気がするんだけどまあいいや、
ガーベラさんなら適材適所で上手くやってくれるでしょ、AIなんだし。
「はいどうぞ秘宝です」
「確かにお預かりしました、では人間のバイトはお任せ下さい」
「はいはいお任せしました」「では色々と作業があるので」「代わりに私が」「あっベラドンナさん」
そして早速、
ガーベラさんが何か弄ってるな、
購入画面、鉄道警察官を増やすみたい。
「ちっこい子供2人の獣人警官じゃ不安ですかガーベラさん」
「いえ、これは反対側、球技場やサファリパーク側の」「そっちかあ」
「任せていただけるのですよね?」「うん、ってまたパッション系? 子供はもう」「では違うので」
という感じで出て来たのは……!!
「初めまして! 歌って踊れる永遠の17歳、鉄道警察官アベラナナでっす、キャハッ☆」
「だあぁーーーかあぁーーーらあぁーーー!!!」「パッションでも子供でもありませんよ?」
怒られる覚悟はしておこう、誰かに。




