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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第147話 球技場設置からの先に何を造るか

「いやほんと悪いね雨の中」

「ベツニイイゾ、スウハイシテイルカラナ」


 ということで造りかけのドーム都市を置いて、

 一旦ハルクパークに戻った僕らは屋上でダークネスドラゴン、

 ドラモンにお願いしてサッカー・ラグビー場すなわち球技場ね、を造る場所まで飛んでいる。


(背中に設置した陛下用の屋根付き席に座ってだけど、まあ言わなきゃバレないか)


 同行はガーベラさんとフィーナさんとアイリス姫ね、

 飛びながら、見下ろしながらガーベラさんとまずは地下鉄について。


「最初のドワーフ村やエルフ農園に行けるのが1号線なら、今度のは2号線ですね」

「はい、当初はエルフの里から伸ばした延線を旧辺境伯都市の廃墟まで伸ばす予定だったのですが」

「人間側の路線がそのまま繋がった方はスムーズというか」「はい、少し曲げれば可能ですよ」「じゃあ、そうしましょ」


 一応はドーム都市線の逆側延長線上になる位置を飛んでいる、

 いや多少ずれた所で地下鉄が曲がるだけなんだけれども、ってこのあたりかな、

 ちなみにこの規模の建物になると整地みたいなことは勝手にやってくれるっぽい。


(まさにテレビゲームの世界だな)


 いやスマホゲームでもPCゲームでもいいけど、

 元となった公園造りゲームが確かテレビゲームだったはず、

 ということで秘宝を出して、ってこれ落としたら探すの大変だな。


「ドラモン、このあたりでホバリングを、ようは静止して」

「トマレバイイノカ」「うん、あっ、もうちょっと下がって良いかな高度的に、少し降りて」

「……コノアタリカ?」「もうちょっと、よし、ってこのあたりの生物、建物で潰しちゃうんじゃ」「周囲に転移されますよ」


 ガーベラさんの言葉に安堵する、

 うん、いろいろと便利というか都合の良いことよ、

 秘宝の画面でサッカー・ラグビー場を、って球技場に書き換えちゃえ!


「ええっと名前は何球技場にしようかな」

「ハルク、ドラリンの巣にするのではなかったか」

「そ、そうでした、ってスタジアムも意外とお客さんは来てるよね」


 主に地下の温泉目当てだが、

 湯上りにまったり客席でエンシェントドラゴンを見ているドワーフも、

 動物園扱いなんだろうな古龍のペアしか居ないけど……あっそうだ!!


「ガーベラさん、球技場の先に動物園ならぬ魔物園を造りましょう」

「ティムモンスターの飼育場ですか」「この周辺、あと奥もか、居るよね珍しいの」

「はいもちろん、多種多様に」「王都とかじゃ絶対見られないのを集めて、そこで飼おう」


 なんだか前世のゲームでもあった気がするな、

 国民的超人気RPGシリーズに、だと飼育員長はジジイか、

 いや普通に黒猫獣人だよね、雑用で人間を雇えば雇用も作れる。


「では初回限定割引を使える良い施設が、と、その前に」

「そうだった、球技場を、まずは選んで秘宝を下へ向けて……」

「森が広範囲に、光ってますわ!」「アイリス、危ないから乗り出さないで」


 そしてクリック、っと!


「おお、四角いな」

「はいフィーナさん、屋根はスライドします」

「……今、設置を知らせたので間もなく飛んできますよ」「ガーベラさん早っ!」


 瞬時に無線でちび黒猫コンビに通信したのだろう、

 で、伝えたと……もう先に入って待っていようかな。


「ガーベラさん、開けられます?」

「はいどうぞ」「おお、前後に、いや左右にか、スライドした!」

「なんだハルク、知っていたのではないか」「スライド式屋根とは書いてありますが、方法までは……ドラモン、あそこへ降りて」「ショウチシタ」


 サッカー天然芝のセンターサークルへ、

 さすが10万人収容、観客席も迫力あるな、

 待っている間、ドラモンのおやつを出そうっと。


「50個で十分だよね?」「ソンナニか!!」

「あっいけない、エンシェントドラゴンの基準だった」

「トリケスナヨ」「言ったからしょうがないね」「ヨシッ!」


 そんなヘルメット被った猫みたいな言い方を、

 仕方ないから『竜病みつきチュルチュルゼリー』50個をバスバス出す、

 それを剥いてはドラモンの口に放り込むガーベラさん、てやっていたらエンシェントドラゴンの小娘が飛んできた!


 ドカッ!


「ヒイイイイィィィィ」

「おいおいドラモン蹴るなよドラリン」

「……おやついただき、と言っています」


 ささっとスプーンを手にしたガーベラさん。


「横取りするなって言って」

「……程よいサイズの家だと言っていますね」

「話を変えたか、まあいいやドラモーン!」「イキナリヒデエ、デモ、アイテガワルイ」


 残りは後で、

 タワマン屋上であげようっと。


「ガーベラさん、屋根の開閉方法教えてあげて、って出来るんだよね?」

「はいお伝えしておきます、あと考えておいていただきたいのが」「はいはい」

「この先に造るのは動物園ではなくサファリパークが良いかと、なら格安で」「なるほど」


 秘宝の浮かんだ画面を確認すると、

 うん確かに、広ければ広いほど良いってあるな、

 めいっぱい広くしよう、ハルクパークと同じくらいで。


「それともうひとつ」「まだなにか」

「サファリパークの先にも何か施設を」

「球技場駅、サファリパーク駅と来たら……うーん」


 アイリスがドラモンを心配している、

 フィーナさんは背中の屋根付き座席の方を心配しているな、

 帰りがあるもんな、まあいざとなったらドラミンも居るけれども。

 

「園長の好みで良いですよ」

「それだと……けっ、競馬場?!」


 前世の好みが出ちゃった。

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